最後の戦い

高校三年生が引退、最後の稽古に呼ばれた。

先週、まだ元気な頃に、今日の稽古があるのかを先生にメールで尋ねた。
明日の大会まで、木金土と最後の特訓をしようかと思っていたからだ。
その返事が昨日になってようやくきた。

「先輩が来るとのことで、三年生は集まって稽古をしたいと息巻いております。」

「行く」とは言っていないのに。
稽古があるか問い合わせただけだったのに。
これは、「三年間の御礼をする」という意味の、よく卒業式で見られるアレだろうか。
なんか、鼻息荒そうだ。

今週風邪というか喘息というかで体調悪かったし、身体を休めておこうかと思っていたのだが。
とはいえ、ご指名だし、最後だし、こりゃ行かなきゃいかんかと思い、急遽参戦。

肉体改造は10日ぶり。
明日の大会に向けて、腑抜けた身体を目覚めさせるべく、全力で立ち向かう。
息があがるのが早い。
足が猛烈にガクガクする。
これは今日身体を動かしておいて正解だ。

今日はかなり「御礼」をされた。
これで引退ということは、気持ちよく勝ち逃げされているようなものだ。

私がOBとして顔を出し始めたときに高校にあがる直前だった彼らが引退。
OBとして通い始めて2年半。

最後の最後の締めくくりの稽古に御指名を受けたのはちょっとうれしかった。

体温

これまで使っていた予測式の体温計が信用できるものなのか怪しく思えたので、水銀の体温計を購入した。

十分に時間をかけて計測する実測式に対して、短時間で計測する予測式は0.4℃小さい値が出るという。
2つを同時にわきの下に挟んで計測し、その両者の違いを確認してみた。
まず予測式が短時間で計測が終わるのでわきの下から抜き、水銀のものはそのまま5分間

結果、4回確認してみたところ、0.3～0.4℃の差であることがわかった。
確かに、予測式は一般に言われているように0.4℃小さくなるようだ。
これが確かであれば、短時間で計測できる予測式は有用なものといえるだろう。

しかし、予測式を使いたいとは思わない。
わきの下に挟み、ピピッと音がしたら数値が表示されている。
体温計自体が勝手に判断していて、自分自身の判断が入る余地がないからだ。

やはり水銀のもので計測し、自分で判断できるのがよい。