獅子風蓮のつぶやきブログ

日記風に、日々感じたこと、思ったことを不定期につぶやいていきます。

対話ブログ・ラストステージ:獅子風蓮の登場 その10

2021-06-27 03:36:05 | 対話ブログ

●たらこ唇の天使(2021年1月24日 10:21)
獅子風蓮様:

 医師としてのあなた様は、奄美大島の、それも名瀬市にあって御活躍なさった御様子。では、あの島尾先生、島尾敏雄先生の奥様(ミホさん)の御実家(長田〔おさだ〕】家)が、一族あげてカトリック信仰を受け容れるに際し、ノロ(女性大祭司)としての家柄に伝わっていたお経本や神具類の数々をどう処分したか、奄美のお友達に実情を聞いてみて頂ければと念じております。あなた様の御人徳御人脈をもってすれば、かなり詳しい実情がわかることと信じております。そうです、奄美の名門で「謗法払い」がどう進められたか? ということでございます。

  いわゆる第二バチカン公会議以前のカトリック教会は、アステカで、インカで、膨大な古文書類や神像をば、「悪魔信仰の遺産」として焼き捨てさせたはず。奄美にあっても同様でございましょう。ただ、島尾先生奥様の一族には奄美の高校校長とか、図書館館長とかをしていた方々が複数いらっしゃるようなので、長田家の「謗法払い」に際しては、それなりの細やかな配慮が、家族内にあっても、教会側にあっても、なされたはずであります。カトリック教会もまた、島で最初の女学校を経営して島の文化に寄与したにもかかわらず、戦時中は相当な迫害を受けたので、島内の伝統的宗教(ノロなど)とその背後の政治勢力との調和にはずいぶん心をくだいたことでしょう。

 島尾先生の有名な『死の棘』と、関連作品『「死の棘」日記』は、奥様が夫君(つまり島尾先生)の不倫によって精神状態がまともでなくなった様子が細かに描かれております。とりわけ、後者では、国府台病院精神科病棟での創価学会の折伏活動についてほんの少しですが、触れられております。「不幸な人を狙って折伏する」というのは、やはり創価学会のお家芸なのではないか…と思ってしまいます。島尾先生も相当に心を動かされたようですが、家族で入信しなかったのは幸いでした。
 結局はカトリック作家として(かつはカトリック女子大)の教授として、誰にも受け容れられる素晴らしい作品を多々書き遺しておられます。とりわけ古い文化の上にカトリックという西洋の宗教が布教された土地柄にあっては、今後も光を放ち続け、作品ある限り、奄美の今現在の文化を引き続き豊かにし続けることでありましょう。
 最後に、奄美って、サモアに比せられるんじゃないかと思っております。あそこもやはり、古い文化の上にカトリックほか複数の宗派のキリスト教が仲良く共存しております。ここ20年来は、ハリケーンで破壊された一部地域の復興へ手を貸すという名目でモルモン教が入り込んでいるようですが、あまり島の文化を尊重しないので、眉を顰める人もいるようです(『素顔のモルモン教』より,ネットでも全文が読めます)。奄美の創価学会が、サモアのモルモン教のような感じになっていないことを、あなた様とともに念じとうございます。

●たらこ唇の天使(2021年1月24日 10:47)
獅子風蓮様:

 さっき長文のコメントを投稿しましたが、どうも時間がかかりました。うまく投稿できたか不安なので、要点のみ再度申し上げます。
 ブログを拝するに、あなた様は医師として奄美大島のかたがたと深い御縁を結ばれたことと存じます。あの島が明治以降、カトリック教会を受け容れるに際し、どういう「謗法払い」がなされたか、あるいはなされなかったか、今後機会あるたびに島のお友達へお尋ねになってはいかがかと念じております。
 とりわけ長田(おさだ)家、つまり、島有数のノロの家系で、作家・島尾敏雄先生の奥様(ミホさん)の御実家が、どのようにカトリックを受け容れたか、その際、古文書や祭具をどう処分したか? いろいろ考えさせらることも多いかと存じます。長田家は高校の校長や市立図書館長をも輩出しております。祭具は焼き捨てたかもしれないが、古文書類は、公共の機関(図書館とか博物館など)へ寄贈されたのではないかと見ております。
 創価が破壊した文化財は、もちろんカトリックほかキリスト教がしでかした罪業には遠く及びませんが、「謗法払い」が戦災に勝るとも劣らない文化破壊であったことは、どうか、あなた様だけでも御直視頂ければと存じます。日本最高の学歴の持ち主にして正宗信徒でもいらっしゃるあなた様がそうしてくださることで、焼かれた文化財も浮かばれると信じております。非礼の言の数々、枉げてお許しくださいませ。

●signifie(2021年1月24日 15:55)
先ほど非公開でコメントしていただいたHELL of HOPEさん。
コメント読ませていただきました。ありがとうございます。
非公開なので、こちらからお返事することができませんが、それでよかったでしょうか。

●たらこ唇の天使(2021年1月25日 13:18)
皆々様:

 思うに獅子風蓮様というお方は、日蓮正宗の歴史始まって以来、最高の知識人かと思われます。むろん昭和初期にも三谷素啓のような知識人信徒はおりましたが、三谷氏が一世信徒であるのに対し、獅子風蓮様は福子さんであります。一世と福子とでは学会および宗門に対する感覚もまた違っておりましょうが、福子が信徒の大部分を占めるようになった今、獅子風蓮様のような御方にこそ、宗門におけるオピニオンリーダーとして、宗門から追い出されるまで御活躍頂きとうございます。彼のブログもかなり拝読しましたが、溢れるような知識と品性とを感じます。

 実は私の母校の高校は、医者の息子が過半数近くを占める学校でしたが、私のような文科系人間からすれば彼らの世界は宇宙の果ての別世界であり、私の率直な感想を申せば、もう二度と会いたくない、傲慢が服を着て歩いているような者たちばかりでした。これに対し、’獅子風蓮様は、三人の娘さんのお父様ということもあってでしょう、穏やかさと知性とが行間からにじみ出ております。心地よいです。

 でも、そんな獅子風蓮様が、ひとたび創価や正宗を論ずると、どうにも批判の筆鋒がゆるんでしまわれるように拝されます。彼の経歴を思えば無理もありません。獅子風蓮様にはその知識と知性とを活かし、正宗や創価の歴史について思うところをもっと体系的に述べて頂きたい。そんな彼を、いま現在御在籍の宗門がどう扱うかによって、正宗の本性というものも、いよいよあぶり出されるのではないでしょうか?創価だって正宗の「子ども」だから、まあ似たような体質だと見られましょう。

 クインさんという、モルモン教が作ったアメリカ・ユタ州の大学で歴史学の教授をしていた人がおられましたが、あまりに正直に教会の暗部を暴いてしまったので(教団最高幹部らの一夫多妻や、私設軍隊のことなど)、結局破門されてしまいました。それで、いかにも悪魔的な気持ちですが、私は獅子風蓮様にはこのクインさんと同じようなことをして頂きたい、無傷で信仰生活を送れるのであれば、正宗は世界的に活動するモルモン教よりももっと民主的な組織だということになりましょう。でも日顕さんの花野充道師に対する仕打ちを思えば、ほとんど期待できませんが……。

 日顕さんが代々木上原に建てたという僧侶学校は、1991年当時の学会側出版物によれば、学会が出した文献を棒読みするだけの「教授」たちと、夜になったら御供養を活用して吉原で泡まみれになって遊ぶことしか念頭にない所化さんばかりだった……というふうに書かれております。これが果たして事実なのかどうかは、宗門が正直にものを言う獅子風蓮様をどう扱うかということによって明らかとなりましょう。30年をへて、棒読み「教授」らは宗門の最高幹部となり、泡まみれ所化たちもそれなりの寺院の住職に収まっているけれど、品性、とりわけ知識知性への態度ということに関しては、そんなに変わってはいないことでしょうから。

 とりとめもない文面をここまでお読みくださり、皆々様、ありがとうございます。


解説

3番目のsignifieさんのコメントは、後々重要な意味を持ってきます。