「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

情報公開後退、訪中キャンセルは風評被害とした知事会見ライブUPされず

2010-10-18 21:23:00 | ノンジャンル
今日は知事の定例会見があり、そこでは訪中キャンセルの増加について昨日紹介の中国は安全との見識(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/666.html)をさらに進め、「風評被害」との認識を示したらしい。

早速これを確認しようといつもどおり県のホームページの知事会見ライブの録画を見ようとしたところ、今回はUPされていないことが判明。

これまでは当日にUPされていたのに・・・

訪中で学んだ情報操作・情報隠蔽のつもりなのか、今ごろ不都合な部分の編集でもしているのか、いずれにしても情報公開の姿勢は後退している。
さて、今日はようやく開示決定のあった6~8月の県職員訪中の公文書開示手数料を現金書留で送ったところだが、文書の枚数から概算するに70人程度の職員が訪中した計算だ。(ただし、教育委員会等の知事部局以外については今回請求していない。)
何気に開示決定文書を見ていたら「総務部自治局自治行政課東部地域支援局」とか「経営管理部自治局賀茂地域支援局」とか知事印のある公文書に表記されていたが、彼らは自身の組織の正式名称すら知らないで仕事をしているのだろうか。
トップが遊び呆けてばかりいると組織がゆるゆるになる好例だろう。
川勝知事殿、今月は訪中団を率いただけでは飽き足らず、22日から50人の沖縄交流団を率いて3日間の訪沖縄だそうだが、職員以外の団の構成をみても補助金団体ばかりの税金旅行団だ。
「交流」という言葉だけの成果はもういいから、投じた税金に見合う実のある成果を見せてもらいたいものだ。

火種くすぶる日中の間ではしゃぐ能天気が一人

2010-10-17 22:41:00 | 雑感
中国で反日デモが再燃している。
日本政府がいくら尖閣に領土問題は存在せずといっても、相手がそれを納得していないのだから事実上、問題すなわち火種は消えていないのである。

まして、無様な譲歩をした相手に容赦ないのが、成り上がりの大国にありがちな不安の裏返しの攻撃だ。

もし、火種を消すための戦略・戦術がないのならば、大火に発展した時の対策は立てておくべきは当然であろう。

独立した国家と国家の間では常に情緒的ではない戦略的関係を意識すべきものだ。

一方、川勝は「中国に行ったら用心しなければならないというのは間違い。浮「と思うのは、知らないから」(産経ニュース)「危険を感じるようなことは全くなかった。キャンセルする事情がない。(尖閣諸島の)主権問題で互恵関係が損なわれることのないようくれぐれもお願いしたい」(読売新聞)と訪中の熱烈歓迎に御満悦で訪中の勧めを説くありさま。
560人もの訪中団員を率いて訪中した知事殿に危険は感じられなかったからといって、一般県民も安心だとでも言いたいのだろうか。一体誰のための発言なのか。まさに戦略なき情緒反応そのものだ。

「私は『戦略的互恵関係』という言葉は使わない。『友好的互恵関係』と言うようにしています」(産経ニュース)と友好を強調する知事。
世間知らずのおぼっちゃま川勝には知事としてでなくデモ隊の前に一人の日本人として立ってもらい日の丸をも持って友好・友好と叫んで、それが現実に通用するかを実体験してもらいたいものだ。

今の時代、戦略なき能天気は不要というよりも、害悪でしかない。

宴のあとの現実

2010-10-15 21:13:00 | ノンジャンル
中国で歓待の宴を満喫して帰ってきた川勝を現実に引き戻すかのようなJAL搭乗率保証金支払い拒否問題(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/664.html)の質問が記者から飛んだ。

川勝曰く「相手が訴訟に訴えればこちらはそれを受けてたつ」
大変勇ましいが、税金で訴訟をするのに勝算ありや。

さらに曰く「日本航空側はサービスをあげる努力をしたことが全くなく、こちらが違約金をいただかないといけないくらいだ。」
よくお調べになってからおっしゃったほうがよろしいのでは。
と、これら現実離れした対応には、中国で祭り上げられ有頂天になった「勘違い」ぶりが窺えて実に滑稽だ。

まあ、行く前からふじのくにの建国(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/646.html)だのと、おかしなことを言ってただけあって、いつもどおりと言われればそうかもしれないが、この厳しい経済状況の中にあって、その不幸を背負うのは県民だ。

その川勝の訪中成果、中国東方航空の上海路線を「1日1便化へ努力」と約束を取り付けたのを成果として持ってきたはいいが、その会談と同じ日に来月から再び週2便(現在週4便)に減便の方針が同航空会社から県内の旅行社に通知されるなどのちぐはぐぶり。

需要がなければ航空会社だってとばせるものではない。
だからといって、航空利用者のしかも上海便にだけ手厚い税金補助で需要を作るのはお門違いだ。

さらに航空貨物に力を入れると言っては税金での補助や施設整備を拡大しようとしているが、冷蔵設備整備などというのは、個人商店が冷凍倉庫をもつようなもので維持管理費ばかりがかかり費用対効果の見込めないムダ設備でしかない。
今日の朝日新聞にも「難題」と指摘されていたように、小型機ばかりの乗り入れでは・・・

以下は需要予測同様に貨物について空港建設に邁進した県の妄想批判をした当時の私の分析だ。
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/kukousp2.html#②
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/kuron3b.html
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/kuron3.html
「国内航空貨物量につきましては、他空港の実績から試算いたしまして7,500トン程度。これは自然体で発生してくるであろう」などという妄想にお墨付きを与えたのも専門家といわれる学者だが、これを垂れ流したマスコミの罪も大きい。
大本営発表、特に静岡県の発表するものは要注意だと心得てほしいものだ。

中国にとって鴨葱の川勝平太、浮かれ気分も国内ではJAL管財人から支払い催告の憂鬱

2010-10-13 19:43:00 | ノンジャンル
「同じことが間もなく起こる。」(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/662.html)と10日に書いた件で、
中国側がもう少し芝居がかって引き延ばすかと思いきや、訪中団到着の11日には知事と浙江省省長との会談を翌12日に受けるとの連絡があり、昨日実現したらしい。
これも、非常にに扱いやすい御仁と見られてのことだろう。

その証拠にというか、「やはり」というような川勝の浮かれぶりが伝えられているが、税金での省長招へいやこれからも訪中団を送り続けるなどの発言は、トラップを仕鰍ッた中国側もあきれるばかりの、まさに鴨が葱をしょってきたというべき様相である。

帰国した後の定例会見での浮かれぶりも想像できるだけに、滑稽だ。
さて、その川勝が不在の今日、昨年度の福岡線に設定されていた搭乗率保証の保証額について、JALの管財人である企業再生支援機構の職務執行者から昨日催告書が届いていたことが明らかにされた。

内容は運行支援金(搭乗率保証金)1億5,295万604円を本書到着後14日以内に払わなければ、運行支援金と遅延損害金の支払いを求めて法的手続き(訴訟)に入るというもの。

おそらく訪中の川勝に電話連絡した上でのコメントであろう、知事コメントが発表されたが、以下のとおり。
「本県が官民共同して利活用促進に取り組んでいる最中に、日本航空が本県と協議することなく一方的に撤退を決定したことなどから、覚書違反であると
認識しております。このため、本県としては、運航支援金を交付しないことを既に通知しており、この考え方に変わりはありません。今後文書の内容を精査した上で、回答の要否も含めて、適切に対応してまいります。」

まあ、勝てればいいが、「7割とういう極めて厚かましい搭乗率を出してきた」(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/526.html)(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/573.html)と非難したはいいが、実は前知事がそれを承知で受けたことが判明(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/615.html)し、県として不利な状況だ。
やはり、はかない抵抗かつ自業自得(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/582.html)だということだ。遅延損害金は前知事と連帯して負担してもらいたいと申し上げる。

来年度予算、財源不足で5%削減求めるも空港・外遊は聖域

2010-10-12 19:57:00 | ノンジャンル
県ではこらからが来年度予算の編成作業に入る。
情報公開後進県の静岡県では、この編成過程は当然ながら県民にはブラックボックスだ。

その予算編成であるが、不景気の影響で財源不足が深刻なため来年度5%以上の効率化をしなければならない状況とのことだ。

ただし、聖域がある。
それが、新しい総合企画の基本構想の重点取組に盛り込まれた「観光交流人口の倍増」を金科玉条とした訪中補助事業を始めとする旅行者への税金ばらまきや川勝や役人の外遊といった一連の空港関連事業である。
ちなみに、重点取組に(危機感著しい地域医療は入っているが)福祉は入っていない。

これでは、中国や韓国などアジアばかりで飽きたのか来年度は訪米するという(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/659.html)川勝の外遊・交友ために経費節減せよと言っているようなものだ。

まるで、国民の疲弊を犠牲にして派手に繰り広げられた北朝鮮の軍事パレードと同じ構図を見せられている気持だ。

そのためか、どうせ経費節減しても無駄に使われるだけという認識が組織に広まってきたかのような負担増につながる方針が最近出されている。
私もそれを見ても、どうせ無駄に使われるし、それよりはまだいいかと思うようになっている。
一方で、健康福祉のための予算で訪中する連中(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/612.html)がいるおかげで今年も旅費の不足は深刻らしくいずれ支障が出るだろう。
そんな折、明日は静岡に急遽出張することに。以前は電車で一人で行っていた用件だが、交通費の節減のため公用車でということで運転手付きの公用車で行くことになった。
私にとっては不満はないが、・・・

そういえば、まだ8月までの訪中職員の公文書(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/631.html)の開示決定が一部の課だけしか出ていないが、そんなに時間がかかるのか?翌月末までには普通は清算するはずだろうに。
9月、10月訪中分の請求までにはお願いしたいものだ。