バタバタと音立てて死ぬ久保山忌(9月23日。第五福竜丸無線長久保山愛吉氏) 秋立つや日本母親大会開催す(1955年平塚らいてうの呼びかけで開催。今年で60回を数える) 母の忌の夢醒ますべく滝の音 この街の虹でありたい明鴉 宇宙よりの吉報初夏の巨大蟻 言霊の幸(さちわ)ふ国に蝉鳴けり 蟻と蚊の転生前の騒がしさ ゲゲゲの女房年金不適格者の夫(つま)持てり かーんかーんと待たれし者の再臨す 稲妻はプラズマ愛犬の騒ぎ出す 夏衣と寸分違わぬわが身かな 父と母の炎の寄る辺なき盆迎え カトリーナ到来少年の掌の泥まみれ(2005年米南部を襲った史上最大のハリケーン)
台風一過また真夏日に戻った。上が34度、下が27度と夜になっても熱帯夜が続く。まだ終戦記念日も来ないうちから秋風が吹いてもらっては困るし、心身共に熱中症対策を講じていた矢先にその努力が無駄に終ると体調が元に戻らずマズイことになっていた。夏のいろいろな風物詩や行事などまだまだあまた残っており、暦の上での立秋など払いのけたいものだ。かくしてディープサマー8月の奥の院に踏み込んで行きたい。とりあえず今週始まる盆の送り迎え、そして8.15の青空である。今年も日本人であることのアレコレを刻み込んでおきたい。 盆迎え非正規雇用の身空にも まほろば