*21世紀の新しい定型言語とは?汎世界的な《カラオケ文化》の新展開に大注目!
俳句を単独者として作り続けるのは寂しさの限りである。俳句は【座の文芸】という言い方があるが、本質はそういうことかもしれない。俳句はあまりにも短い。元々、連歌の発句に始まり、短詩としての歴史は短い。明治期に子規・虚子らによって写実主義を標榜する【近代俳句】は《有季定型》と《結社主義》のイデオロギーによって個体表現による【短詩】の芽を摘まれ、かろうじて碧悟東・井泉水らによって【自由律】【無季】の修正が加えられた。しかし、彼らも結社共同体は手放せず、俳句形式の《個》による文学表現としての自立性は遂に現出来なかった。時は過ぎ去り、現在は21世紀の10年代の後半である。文学一般の普遍性自体が喪失し、俳句そのものがは教科書(芭蕉・子規・虚子)の俳句以上でも以下でもない没我的なものに成り下がってしまった。・・話が逸れてしまったが、私にとって【俳句】とは、依然としていずれかの結社の主宰者に選をもらい、特選・巻頭→新人賞・結社賞と敷かれたレールを走ることであった。そうやって、この4年にわたって【俳句再入門】を果たして来た。しかし、それ以前にブログというSNSの中のアナログ(手作業)性の例外的に高い場所で俳句的な日常を営んで来た。この点を忘れないようにしたい。そこからすでに見えているものは絶対に手放せない。・・・《続く》
*虚子のホトトギスを脱した水原秋桜子によって結成された【馬酔木】が母体となり、定型表現に主体(自我)を導入する、真の近代文学の一ジャンルとしての【俳句形式】を生み出した。
2010年代後半の脅威的な表現形態が出現した!その名は【カラオケバトル】・・次々と現れる10代の天才たち。俳句形式をはるかに凌駕する新たな【定型表現と】して見逃せない!
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