まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

【金子兜太を取り戻せ】週明けに大雪・・9条俳句さえなければ/新俳句入門(40)

2018-01-20 05:00:49 | 新俳句入門

おおかみに蛍が一つ付いていた   金子兜太 2001

金子兜太さん(98)が風邪などの悪化により、重態だという。金子兜太と言えば、前衛俳句の象徴的存在である。私は、1979年に最初に俳句に入門したが、元々現代詩に接してしたので、伝統俳句には飽き足らず、周囲から金子さんの【海程】に入ったらどうか・・と度々薦められた。その金子さんがすでに98歳になり、今年の冬を乗り越えられるかどうかの瀬戸際だという。私は、2013年にネットブログ上で28年ぶりに句作を再開した。そして、そこには引き続き【金子兜太】の名があった。ほぼ30年前と根本的に違っていたのは、彼の【9条俳句】であった。・・・《続く》

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我は神/新雑句雑感(282)~プロローグ5の終わり

2018-01-19 04:08:42 | 新雑句雑感

大寒のワタシハウマレテイナカッタ  大寒の故郷のどこか火の匂い  大寒の踏み絵を踏めば我は神  大寒や師無き俳句の道はるか  大寒の蟻死滅せる泥の山  大寒の母子の道にひかり満つ(稲畑汀子・廣太郎)  大寒やそのホームレス我が友なり  大寒のとろ火で焙る五体その他  大寒のこころが何か語りだす  大寒の北大路翼の街を行く  大寒の3D映像私はどこか  大寒や在日外国人の犯行簿  大寒の石ころと化す鵙一羽  大寒や石原慎太郎の「お~い空」(1960年代のベストセラー) 大寒の埋蔵金はどこかにある  インシュリン打たぬ大寒の友といる  カラオケバトルまたも100点大寒日  大寒のわずか5ミリの蟻の空 

     


【客観写生の不毛】10度台つづく・・自然は《心象》となって現前する/新俳句入門(39)

2018-01-18 23:54:05 | 新俳句入門
*カラオケバトルBEST【城南海】付
初雪のところどころに涙あと   まほろば  最新作  即興
初雪やかってにはしゃぐ膝小僧   柿原金米
今日も14度まで上がったようで、よく晴れていました。ここ数日、いくぶん【】も和らいでいるようです。明後日の20日(土曜)が【寒なかば】つまり【大寒】となります。予報では、この大寒を経て、来週明けが一年で最も寒い日となり、東京でも【初雪】が降るようです。年末の30日頃、かなりの上空で観測されたようですが、そのようなものは地上に住む私たちには無関係なことです。ましてや、俳句の季題となると埒外の話に過ぎません。東京では、今年はまだ雪は降っていないということで認識を統一しておきたいと思います。J-POPでは、1970年代に「なごり雪」「」・・など多くの【】をテーマにした名曲が溢れていますが、これらは東京・大阪などの大都市圏で、若者たちが【青春】の終焉の喩として歌い込んだものでした。たまたま地方とくに山間部に住んでいる人がすでに目にしている《》は現代俳句を含む文学ではもはや【】ではないということです。何でもありのブログとはいえ、そんなもので「雪の俳句」などと教科書的に自己満足してもらっては、甚だ困ってしまいます。さて、これから早目に夕食の材料の購入を兼ねて【夜歩き】に出たいと思います。・・・《続く》
 
城南海カバー 『雪の華
 
 
 
 

【型を超える】カラバト異種格闘技戦・・宮本美季さんが優勝!/J-POP論・POP詩の宇宙

2018-01-18 05:31:33 | J-POP論/POP詩の宇宙
時計を外して微笑んでくれる 優しい人ね あなたは・・ 『TIAMO』(EXILE)より
昨夜のテレビ東京(大阪)系の国民的人気番組THEカラオケバトルの本年プロ初戦【異種格闘技戦】で、ジャズの宮本美季(34歳・年間トップ7)が予選→決勝と連続《100点》で完全優勝した。まずは、その突き抜けた歌唱の系譜を辿ってみたい。・・・《続く》
 
 
 
 
 
宮本美季 『OPEN ARMS』(JOURNEY) 予選 2018・1・17
  〃  『TIAMO』(EXILE) 決勝 2018・1・17
 

【型を超える】新世紀カラオケ=歌うまとは誰か・・俳句カルトとの根本的な違い/J-POP論・POP詩の宇宙

2018-01-17 07:06:02 | J-POP論/POP詩の宇宙
*THEカラオケバトル(末尾に新星付)はSNSの虚妄から昭和・平成歌謡史と《人間》を救い出す!10~18歳がフランク永井を、オフコースを熱く、深く歌い直す。歌うまのキーワードは普遍性。分断された世界と世界をつなぐ。
今日午後6時半より、テレビ東京(大阪)系でTHEカラオケバトル【異種格闘技戦】が放送される。これは、クラシック・オペラ・ジャズ・演歌・民謡・ミュージカル・ダンサブル・アニソン(アニメ主題歌)・・などの様々な分野のプロ・アマ問わない《歌うま》たちが全国から集い、歌うことの上手さを競う。これまでも歌のコンテストはたくさんあった。しかし、この番組はどかが違う。まず第一に、コンテストを行う目的が違っている。番組を制作するテレビ局とその関連団体は、ひと昔前のようなレコード会社・芸能プロダクションなどの将来「売れる歌手」を発掘する企業に止まらない。例えば、同番組のジャンルの一つである18歳以下を対象にした【U-18】の中の選りすぐりの4人で構成する《四天王》は年齢・出身地・キャラクターそして選曲も実に様々である。それぞれが、それぞれの生活の場所ー例えば家庭・学校・勤め先・カラオケ店(BOX・スナックバー・喫茶)でそれぞれの人間関係の中から炙り出され、押し出されるようにしてこの番組に集って来る。そのどこにでもある一つ一つの過程は、何故かとてつもなくPOPで平凡でなおかつ文化発信として壮観でもある。勝っても負けても、点数が何点でも、あたかも各人のそれに至る人間と人生の全てが前向きに生き生きと示される。こうなると、もはや単なる歌唱コンテストなどではあり得ない。・・・《続く》
 
 ~カラオケバトルの新星たち~
佐藤絢音 中三 『SILLY』☆札幌でLIVE展開中
熊田このは 中三 『生きてこそ』☆次期U-18四天王(一人欠員)確実!
丸山純奈 中二 『木蓮の涙』☆四国の星!妖精ボイスにプロ注目。 
藤井舞乃空 中一『初恋』☆声が固まり次第、関西よりメジャーデビュー!
佐久間彩加 中一(当時小六) 『木蓮の涙』 ☆100点!AVEXオーディション合格済