野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

カメリアさん

2015-06-18 22:55:49 | お仕事話
職場でのお昼休みに、カメリアさんがガサゴソとタッパーを取り出して、はい、どうぞ、といって、季節の野菜の佃煮や煮物や、暑い夏にはキリリと冷えた糠漬けや秋にはスイートポテトをまわしてくれるとその瞬間、全ての嫌なことが吹っ飛ぶ。
嫌なことが吹っ飛ぶのはおろか、いきなりそこは天国みたいになる。

カメリアさんはわたしの母よりきっとお若いけれど、お母さんみたいだな、と思う。

実物のわたしの母と背格好が小さなところは似てるけれど、
わたしの母より、もっともっと、お母さんみたいだな、と思う。

疲れたー。っと、ボスに見えないところでアクビをもらしてしまったときに、
カメリアさんは、あらあら、という顔をして、ポンポンと頭を撫でてくれた。

ダメよ。とか、こうしなさい。とか、決して言わない。

大変だったね。すごいね。うわぁ!
と、いつもいってくれる。
お母さんっプリが、最高にハイレベルで、マリアさまや菩薩や如来レベルなんだと思う。
つまり、みんなのお母さん。

カメリアさんは男の子三人を育てあげ、今は共働き息子夫婦の孫ごとあれやこれや、ケアしてあげている様子。

それで、仕事に来て、細々クルクルと働いて、
家ではご飯をつくりまくり、こうやって仕事場にまで差し入れしてくれる。

実は我々リアル子育て繁忙期世代は、けっこうクタクタに疲れきっている。
そんな毎日で、カメリアさんからいただくお惣菜の威力は凄まじい。

冗談ではなく、癒しが起こる。泣いちゃいそうになる。
それで、ああ、わたしも夕飯頑張ろうって思う事は、自分を立て直す事になっている。

ご本人は気づいていないかもしれないが、カメリアさんは本当にすごい。

今日いただいた大根の醤油漬けを思い出した。寝る前に、思い出すのはとてもいい。幸せな気持ちがする。

カメリヤさん、いつもありがとうございます!!