岐阜市建築散歩~その1
以前に岐阜公園の戦前の建物を紹介しましたが、今回は市内に残るその他の近代洋風建築を紹介します。
岐阜市は濃尾震災と戦災で、戦前の近代建築はほとんど失われましたが、旧岐阜県庁舎のある司町・美江寺町界隈には、戦災を免れた鉄筋コンクリート造りの建物がいくつか現存しています。
◆岐阜県総合庁舎(旧岐阜県庁舎)/岐阜市司町1
竣工:大正13年(1924)
設計:矢橋賢吉・佐野利器・清水正善
施工:銭高組
構造:RC造3階
撮影:2010/09/26
◆建物正面~建物は正面玄関(南向き)を中心に東西「山」型に配置
◆建物西側~隣は岐阜大学病院移転後空き地になっています
◆正面玄関
◆正面玄関の大階段とホール
ホールの壁や柱、床、階段などに地元大垣市赤坂原産の矢橋の大理石がふんだんに使われ
長良川の鵜飼、養老の滝、飛騨のアルプスを図案化したステンドグラスもはめ込まれています