岐阜市建築散歩~その4
岐阜市一番の繁華街、柳ヶ瀬の南、徹明通に古典様式の重厚な建物があります。
岐阜貯蓄銀行本店として昭和12年に建てられたもので、その後昭和18年から十六銀行の徹明支店として使用されましたが、平成17年柳ヶ瀬支店に統合され廃店しました。
現在は岐阜空襲にも残ったこの貴重な歴史的建物を再利用して「じゅうろくてつめいギャラリー」を開館、市民の展示スペースとして無料開放されています。
◆じゅうろくてつめいギャラリー(旧十六銀行徹明支店・岐阜貯蓄銀行本店)/岐阜市徹明通1-3
竣工:昭和12年(1937)
設計:西村建築事務所
施工:竹中工務店
構造:RC造3階
撮影:2010/09/26
*岐阜市都市景観重要建築物
◆正面ファサードは戦前の銀行建築らしい古典様式を採用、2階分のオーダーの上にはクラッシクな装飾が鎮座しています。
◆建物西側~銀行らしい重厚なつくり
◆正面玄関~内部は吹き抜けで中2階に設けられたギャラリー(回廊)の木製手摺が見えます