近代洋風建築ではありませんが、旧美濃路を歩いていて見つけた俵町にある和菓子の「つちや」さんの店舗が、大変風情があり素晴らしいので紹介します。
柿羊羹で有名な「つちや」は、創業250年になる和菓子の老舗で、大垣市の俵町の店舗が本店になります。西濃名産の柿を使い、縦に半分に割った青竹に流し込んだ「柿羊羹」は大垣を代表する銘菓として知られています。柿羊羹を美味しくいただいた後は、青竹踏みに再利用するのが最もポピュラーですが、わたしは机の上に置いて筆記用具入れにして使っていました。
旧美濃路の街道沿いに建つ店舗は、歴史の重みを感じさせる塗り込め造りの町屋建築で、屋根の中央に鎮座する「柿羊羹」の大きな手彫りの木製看板からは、江戸時代から続く老舗の心意気が伝わってきます。
■旧美濃路沿いに建つ昔ながらの風情を残す店舗
■看板の周りの柿と竹の木彫細工はまさに芸術品
撮影:2013/11/23