かどの煙草屋までの旅 

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小さな恋のメロディ/音楽編(8)~『ティーチ・ユア・チルドレン/Teach Your Children』

2014-07-30 | 映画

 この映画のラストシーンに流れるのは、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングの『ティーチ・ユア・チルドレン』だ。この長いユニット名はCSN&Yと略されることが多く、デヴィット・クロスビー、スティーヴン・スティルス、グラハム・ナッシュ、ニール・ヤングという、そうそうたるメンバーで構成されている。『ティーチ・ユア・チルドレン』は、CSN&Yの最大のヒット曲で、ダニーとメロディが鉄道の廃墟で結婚式を挙げ、トロッコで走り去るシーンに使われている。美しいハーモニーで親子の絆を歌うこの曲は、ダニーとメロディがトロッコに乗り去っていくラストシーンを、より印象深いものにしてくれている。

 ところで、この頃から洋楽にも興味を持ち始めたぼくは、翌年ニール・ヤングがソロで発表した『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』と『ハーヴェスト』を聴いてすっかり彼のファンになってしまった。ちなみに初めて買った「ミュージック・ライフ」という音楽雑誌の表紙がニール・ヤングだった。その年(1972年)に大ヒットした『孤独の旅路』は、今でも心に残るぼくの思い出の一曲である。
 

 『ティーチ・ユア・チルドレン』

 人生を歩む君たち 君たちには生きていく決まりがある
 だから自分をしっかり持って 過去なんてさよならさ
 君たちの子どもたちによく教えておくがいい
 父親の苦しみはゆっくり過ぎていくんだ
 そして君たちの夢を子どもたちに語るんだ
 子どもたちに共感されようとされまいと
 なぜと聞かないで
 それを聞いたって嘆くだけだ
 じっと顔を見つめ ため息ひとつ
 子どもたちが親を愛してるってわかる

 君たちは若いから 
 親たち世代が年老いていく恐れがわからないだろう
 だから君たちの若さで彼らに力を貸すんだ
 彼らは死ぬまで真実を探求するだろう
 君たちの親によく教えておくがいい
 子どもたちの苦しみはゆっくり過ぎていく
 そして君たちの夢を親に語るんだ
 親たちに共感されようとされまいと
 なぜと聞かないで
 それを聞いたって嘆くだけだ
 じっと顔を見つめ ため息ひとつ
 親が君たちを愛してるってわかる
  
  
 
■クラス全員の前で結婚式を挙げるダニーとメロディ



■それを阻止すべく先生たちが乱入



■クモの子を散らすように逃げる生徒たち



■先生と生徒が入り乱れて大乱闘



■一人の生徒が手製爆弾を投げる



■ダニーのお母さんの車が大爆発



■一斉に逃げ出す大人たち



■トムはダニーたちをトロッコで逃がそうと思いつく



■トムに見送られトロッコをこぐダニーとメロディ





■ダニーとメロディを乗せたトロッコは遠ざかっていく