日比谷公会堂として知られる建物ですが、日比谷公園の南側の道路に面した時計塔があるファサードが市政会館、公会堂の玄関は公園に面しています。
市政会館は科学的に市政を調査研究する目的で、公会堂は立会演説や討論ができる集会施設として、異なる用途をひとつの建物にまとめた複合施設として建てられました。
ちなみに設計者の佐藤功一は早稲田の教授で、大隈講堂も手がけています。
■外壁をスクラッチタイルでおおい垂直性を強調したデザインは、昭和初期に流行したネオ・ゴシックといわれるスタイル
■日比谷公園のランドマークとして親しまれている時計塔
■建物東側にも市政会館の玄関があります
■公園内にある公会堂玄関
■市政会館・日比谷公会堂/千代田区日比谷公園1-3
竣工:昭和4年(1929)
設計:佐藤功一
施工:清水組
構造:SRC造地上10階、地下1階
撮影:2017/08/11
※東京都選定歴史的建造物