日比谷公園は日本初の西洋式庭園として明治36年(1903)に開園しました。
その公園の北側に明治期に建てられた木造の小さな山荘風建物が今も残っています。
この建物は当初公園の管理事務所として建てられたもので、その後公園資料館として長いあいだ利用されました。
現在はガーデンウェディングなどができる「フェリーチェガーデン日比谷」という結婚式場としてリニューアルされています。
スタイルはバンガロー建築といわれる日差しを遮る深い軒を持ったベランダが特徴で、一階部分は煉瓦造玉石積み、二階は木造になっています。
■明治生まれの建物が結婚式場という晴れの舞台として生まれ変わり再活用されているのは嬉しいかぎり
■外観はそのままペンションやレストランになりそうなおしゃれな雰囲気
■フェリーチェガーデン日比谷(旧日比谷公園事務所)/千代田区日比谷公園1-1
竣工:明治43年(1910)
設計:福田重義
施工:不詳
構造:木造2階
撮影:2017/08/11
※東京都指定有形文化財