給水塔のある東山配水場から関田名古屋線(姫池通)を挟んで東側、日泰寺霊堂のすぐ北側の木立に囲まれて、ひっそりと日清戦役第一軍戦死者記念碑が建っています。この記念碑は当初、日清戦争で戦死した第一軍の戦死者726名の霊を弔うため、現在の広小路通と武平通が交差する中区役所交差点の位置に明治34年に建立されました。
当時広小路通は武平町が終端で、愛知県庁や議事堂、名古屋市役所が集結し、大通りのど真ん中に建設された記念碑は名古屋市電の起点になったこともあり、県庁前のロータリーは一躍名古屋一の名所になりました。その後広小路通も千種まで延長され、さすがに交差点の真ん中にある記念碑は交通に支障をきたすということで、大正9年覚王山日泰寺の境内である現在地に解体移築されました。
◆日清戦役第一軍戦死者記念碑/名古屋市千種区城山新町1
竣工:明治34年(1901)
構造:石造、銅製(東京砲兵工廠鋳造)
撮影:2012/06/03
■砲弾型のデザインの記念碑~台座を囲むように本物の大砲が並べられています
■記念碑を囲む鋳鉄製の柵
■階段の装飾は大型ロールケーキのようです
東京の戦争遺跡を歩く会をしております。
貴兄のブログをリンクすることと、第一軍戦死者記念碑の画像を拝借したいのでご承認ください。
木下直之著「世の途中から隠されていることー近代日本の記憶」から記念碑を知り、ネット検索で貴ブログを見つけました。
ご返事が遅れ申し訳ありません。
リンク、画像はご自由にお使いください。
画像にはブログ名を入れていただければ幸いです。
これからもよろしくお願いします。