かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

高山の建築散歩~その1

2012-08-28 | 飛騨の近代建築

今回高山を訪れたのは実に25年ぶり、お盆休みの最後の連休とあって昔ながらの町並みが残る伝建地区は、夏の軽井沢並みの人手で大賑わいでした。前回訪問時は観光客もそこそこで、まだまだ静かな町並みでしたが、現在は宮川沿いの伝建地区周辺のほとんどの建物が観光客向けの店舗に改装され、京都の清水寺の参道のようにずらりと土産物屋や飲食店が軒を連ねています。

伝統的な町家に混じって古い洋風の建物もちらほら見られ、1階部分は店舗に改装されているものの2階部分は当時のままという建物がかなりあります。観光客向けの店舗に改装されたことにより、結果的に当時のままの外観を残すことになったようで、これが普通の商店街では取り壊しや建て替えになるケースがほとんどだと思われます。

■雑貨店モチーフ
筏橋西詰北側、天狗総本店の向かい側。壁面の装飾や柱頭飾りが見所のかなり本格的な洋風建築。築年は天狗総本店と同じ昭和初期か?
 






■フレッシュフーズ駿河屋本町店
本町通りの筏橋西交差点を50mほど北に向かうと東側に店舗があります。
1階部分はアーケードでほとんど隠れていますが、2階部分にギリシャ風の溝付きオーダーとタイル貼りの壁面が見えています。
駿河屋は昭和8年創業の老舗。



撮影:2012/08/18



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