明治、大正、昭和初めまで、四日市の近代産業発祥の地として栄えた四郷地区には、製糸、醸造業を中心とした古い建物が点在し、昔ながらの町並みの佇まいが感じられます。
しかし最近は、旧四郷村役場西側一帯にあった戦前の紡績工場が取り壊され、跡地には新築住宅がち並び、この地区の近代産業発展の象徴、旧亀山製絲室山工場は10年以上たなざらし状態で、保存のめどはたっていません。
どこの地域でも同じ状況でしょうが、開発が進み手遅れにならないうちに、現在残る古い町並みを活用しながら、地域の活性化が図られることを切に願います。
■四郷地区周辺図~丘陵地の斜面に昔ながらの町並みが拡がります
■古い醸造所や蔵が点在する町並みはどこか懐かしい風景です
■つげ義春的昭和な風景
撮影:2013/05/04
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