5日の『余録』は、「気候変動や警報に必要なデータを各国が提供して異変の早期発見と注意喚起につなげている協力関係に、ウクライナ侵攻を批判する西側への嫌がらせか生態系や永久凍土の状態などロシアのデータが共有されなくなりひびが入った。」ということがメインだがその枕は【 「風向きを知るのに気象予報士はいらない」。米国のボブ・ディランさんの代表曲「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」の一節だ。】という書き出しだった。
私はメインの内容より、その歌の方に興味を持ち、わき道にそれた。こういう時YouTubeはありがたい。
Bob Dylan - Subterranean Homesick Blues (Official HD Video)
しかし、私の英語力では歌詞の意味がわからない。そういう時に重宝しているサイトがある。「LyricList(りりっくりすと)」である。和訳が本当にありがたい。
♪ジョニーは地下室で、クスリを混ぜている
俺は歩道で、政府の動きを考えている
トレンチコートの男が、バッジを外し、仕事を休む
奴が言うには咳がひどくて、さっさと給料をよこせだと
♪気をつけな若いの、お前のした事だ
いつかはわからないが、お前はまたやっちまう
路地に身を隠し、新しい友達を探した方がいいぜ
アライグマの毛皮の帽子の男が、デカい檻のそばで
11ドルよこせというけれど、お前が持ってるのは10ドルだけ
♪マギーが急いでやって来る、顔はすすで真っ黒
「サツがベッドに罠を仕掛けた」と話しているが
どのみち電話は盗聴されてる
マギーが言うには、多くの奴らが
5月の初めに、検事の命令でパクられちまうって噂してるんだと
♪気をつけな若いの、やっちまった事はどうでもいい
静かに歩け、クスリに頼るな
消火ホースを持ち歩く奴らには、近づかない方がいい
厄介ごとには関わらず、私服警官に気を付けろ
風向きを知るのに、天気予報士は要らない
♪病気になって、回復して、インク瓶の周りをうろついて
ピンと来ても、言いにくいんだ、売れそうなヤツでも
必死で努力し、閉め出され、戻ってきて、読めないような字を書いて
ムショに入れられ、保釈中に失踪、しくじったんなら、軍隊に入りな
♪気をつけな若いの、痛い目見るぜ
だけどヤク中どもや、ペテン師ども、後が無い犯罪者どもが
劇場の周りにたむろし
騒ぎの近くの少女は、新しいカモを探してる
指導者に従うな、パーキングメーター(搾取)から目を離すな
♪この世に生を受け、温かく包まれ
ショートパンツ、ロマンス、ダンスを覚えて
いい身なりをして、祝福を受け
成功しようと努力して
彼女を喜ばせ、彼を喜ばせ、プレゼントを買う
盗みをせず、万引きもせず
20年間学校教育を受け、日勤の仕事を与えられる
♪気をつけな若いの、奴らが全部隠してる
マンホール(地下)に飛び込みな、ロウソクは自分で点けな
サンダルは履かずに、スキャンダルを避けろ
乞食になりたくなけりゃ、ガムを噛みな
ポンプは使えないぜ、無法者どもがハンドルをとっちまったのからな
【タイトルにある「サブタレニアン」とは ”地下” や ”地下に活動する人” を指す言葉です。ここでは特に、ビートジェネレーションの作家ジャック・ケルアックの小説「The Subterraneans」(邦題:地下街の人びと 1953年) からとられていると言われています。
ビートジェネレーション:語源は「社会から打ちのめされた」あるいは「ノッている世代」。1955年~64年代のアメリカの文学界で異彩を放った作家グループと、そこから生まれた「人間らしさ」(自由と堕落)を追い求めるカルチャーの総称。ヒッピーを中心にした若者達に熱狂的な支持を得た。
(参考:wikipedia ビートジェネレーション)
つまり「ビートジェネレーション(=サブタレニアン) を恋しがる (=ホームシック) ブルース」と訳せます。
一見何の脈絡のない、韻を重視したような歌詞も、実はサブタレニアンの生活が描いているように思われます。】
という解説のおかげでようようボブ・ディランの世界が見えた気がする。
私はメインの内容より、その歌の方に興味を持ち、わき道にそれた。こういう時YouTubeはありがたい。
Bob Dylan - Subterranean Homesick Blues (Official HD Video)
しかし、私の英語力では歌詞の意味がわからない。そういう時に重宝しているサイトがある。「LyricList(りりっくりすと)」である。和訳が本当にありがたい。
♪ジョニーは地下室で、クスリを混ぜている
俺は歩道で、政府の動きを考えている
トレンチコートの男が、バッジを外し、仕事を休む
奴が言うには咳がひどくて、さっさと給料をよこせだと
♪気をつけな若いの、お前のした事だ
いつかはわからないが、お前はまたやっちまう
路地に身を隠し、新しい友達を探した方がいいぜ
アライグマの毛皮の帽子の男が、デカい檻のそばで
11ドルよこせというけれど、お前が持ってるのは10ドルだけ
♪マギーが急いでやって来る、顔はすすで真っ黒
「サツがベッドに罠を仕掛けた」と話しているが
どのみち電話は盗聴されてる
マギーが言うには、多くの奴らが
5月の初めに、検事の命令でパクられちまうって噂してるんだと
♪気をつけな若いの、やっちまった事はどうでもいい
静かに歩け、クスリに頼るな
消火ホースを持ち歩く奴らには、近づかない方がいい
厄介ごとには関わらず、私服警官に気を付けろ
風向きを知るのに、天気予報士は要らない
♪病気になって、回復して、インク瓶の周りをうろついて
ピンと来ても、言いにくいんだ、売れそうなヤツでも
必死で努力し、閉め出され、戻ってきて、読めないような字を書いて
ムショに入れられ、保釈中に失踪、しくじったんなら、軍隊に入りな
♪気をつけな若いの、痛い目見るぜ
だけどヤク中どもや、ペテン師ども、後が無い犯罪者どもが
劇場の周りにたむろし
騒ぎの近くの少女は、新しいカモを探してる
指導者に従うな、パーキングメーター(搾取)から目を離すな
♪この世に生を受け、温かく包まれ
ショートパンツ、ロマンス、ダンスを覚えて
いい身なりをして、祝福を受け
成功しようと努力して
彼女を喜ばせ、彼を喜ばせ、プレゼントを買う
盗みをせず、万引きもせず
20年間学校教育を受け、日勤の仕事を与えられる
♪気をつけな若いの、奴らが全部隠してる
マンホール(地下)に飛び込みな、ロウソクは自分で点けな
サンダルは履かずに、スキャンダルを避けろ
乞食になりたくなけりゃ、ガムを噛みな
ポンプは使えないぜ、無法者どもがハンドルをとっちまったのからな
【タイトルにある「サブタレニアン」とは ”地下” や ”地下に活動する人” を指す言葉です。ここでは特に、ビートジェネレーションの作家ジャック・ケルアックの小説「The Subterraneans」(邦題:地下街の人びと 1953年) からとられていると言われています。
ビートジェネレーション:語源は「社会から打ちのめされた」あるいは「ノッている世代」。1955年~64年代のアメリカの文学界で異彩を放った作家グループと、そこから生まれた「人間らしさ」(自由と堕落)を追い求めるカルチャーの総称。ヒッピーを中心にした若者達に熱狂的な支持を得た。
(参考:wikipedia ビートジェネレーション)
つまり「ビートジェネレーション(=サブタレニアン) を恋しがる (=ホームシック) ブルース」と訳せます。
一見何の脈絡のない、韻を重視したような歌詞も、実はサブタレニアンの生活が描いているように思われます。】
という解説のおかげでようようボブ・ディランの世界が見えた気がする。