素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

山笑ふ

2024年04月12日 | 日記
 妻は展示会のために今日から3日間、家を8時過ぎに出て18時前に帰るという現役時代の生活リズムとなる。私は、最終日の片づけに備えて2日間はのんびりと過ごすこととなる。

 俳句の季語に「山笑ふ」がある。木々が芽を吹き、花が咲く山を人間になぞらえた言葉だ。北宋の画家郭煕(かくき)の「春山淡冶(しゅんざんたんや)にして笑ふが如く」という言葉から生まれた季語である。「淡冶」は艶やかなこと。私の好きな季語の一つである。
 故郷やどちらを見ても山笑ふ(正岡子規)
ちなみに夏の山は「山滴る」、秋は「山粧ふ」、冬は「山眠る」となる。

 「いきいきランド」付近から眺める交野の山を背景にした風景が好きである。陽気に誘われて自転車でぐるりと回って来た。


 日常のせせこましさを忘れさせてくれる。

 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする