素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

昼間は万博・夜は演劇

2012年09月15日 | 日記
 今日は、万博記念公園の無料開放デー。大阪民芸館、日本庭園、国立民族学博物館などの各施設も無料となるので出かけることになった。太陽の塔をまともに撮るのは久しぶりである。同じように隣の人も「40年ぶりやな」と言いながらシャッターを押していた。
 入口に“万博・民博ものがたりスタンプラリー”があった。何となくまわるのには広すぎるのでスタンプのある5つのポイントを巡ることにした。

 1つ目は「太陽の塔」そこからあまり行ったことがない東側にあるEXPO'70パビリオンが2つ目のポイント。万博の時いくつだったかという話になると普段あまり意識していない年齢差を微妙に感じる。私は大学生、妻は社会人、弟は中学生。他に小学生、幼児、赤ちゃんといろいろ。もし、まだ働いていたとしたら職場で万博の時生まれていなかった人が過半数を占めているのではないか。当たり前のことが

 東口から入り3つ目のポイント大阪日本民芸館に向かう途中から夢の池越しに見える太陽の塔を含める幾何学的なバランスがなかなかよかった。
 4つ目のポイント日本庭園はずっと入園料を惜しんで入ったことがなかった。無料公開のおかげで初めて足を踏み入れた。想像していたよりも広く落ち着いた雰囲気があった。 入口にある中央休憩所の前に広がる心字池から時計と反対周りにはす池、はなしょうぶ田と歩いた。花の時期は終わっているので葉の鑑賞になる。しかしどこにでも1つぐらいは皆と違って時期はずれの花というのがある。なんとなくほほえましさを感じる。
   つつじヶ丘で持参の昼食をとり心字池の反対側に出る。庭園は回遊式になっている。風とともにせせらぎの音に涼しさを覚えながら大回りをした。水源にあたるところには滝がしつらえてあった。
  ゆっくり回れば1時間弱はかかる。最後のポイントは国立民俗学博物館である。実に30数年ぶりである。年月の積み重ねの中で自分の中にある感じ方の変化を自覚した。
     15時前に家に帰り、洗濯物を取り入れたりして一服した後は電車で北新地に出て、サンケイホールブリーゼであった俳聖・松尾芭蕉の評伝劇、「芭蕉通夜舟」の公演を観る。今までの井上作品とは違うものであった。いつものように『(季刊)the座 №73』を買い求める。いつも以上に内容が充実していて、薄っぺらな知識ではわからない作品の奥深さを教えてくれる。読みながら劇の中身を反芻しているところである。
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