素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

10兆9484億円

2012年09月14日 | 日記
 今日の朝刊の“発信箱”で論説室の福本容子さんが示した数字である。国がこれまでの借金への利子として来年度1年間に払う見込み額である。今年度より1兆1080億円増えるという。さらに9年後の2021年度には20兆6700億円と2倍近くなるという財務省の試算がある。

 “財政危機”という言葉より数字でズバッと示されるほうが迫力がある。「70万て7の後に0がいくつでしたっけ」と銀行の人に尋ねている感覚の私にとってはエベレストよりも高くそびえた借金の山である。これで金利の問題がからんでくると大雪崩となる危険性を大いにはらんでいる。

 福本さんはこうしめくくる。「夢を持たせてくれる政治家は必要。でも、膨らむ借金の利払いと向き合うには、税収を増やす、歳出を削る、その両方やる、のどれかしかない。そこのところをどうする、が知りたい。話そうともしない政治家を信用しちゃいけない。」

 今日の7時のNHKニュースは拡大して、自民党総裁選に立候補した5人へのインタビューをおこなった。良い企画だと思った。時間も30分弱と短かったので突っ込んだ話にはならなかったが生の声を聞くことができ自分なりに感じることができた。財政再建だけにしぼって討論してもらっても良い。領土問題にすり抜けているような気がした。

 お金だけでなく生活一般すべて“出入のバランス”が基本だと思う。そのことを強く意識して生活をつくっていけば何とかなっていくのである。

 体重の管理も入れたエネルギーをいかに消費して出していくかに尽きる。現状維持のレベルに入ってずい分になるが何とか保ち続けているのはそのことを常に意識しているからだと思う。

 ひどい状態になる前に手を打つことも大切。国の借金のようになってからでは非常な努力が必要となる。

 始末のきちっとできることが肝要と思っている。
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