素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

ランチバイキングにあった貼り紙に!!??

2014年11月24日 | 日記
 ふたりの娘がたまたま予定がなかったので一緒に寝屋川市駅前のコマンダーというシティホテルの中にあるランチバイキングに行くことになった。妻のお気に入りで、時々井戸端会議の会場となるので優待券をもらっていたからだ。

 こじんまりと目立たないところにあるが、おばんざいが中心で人気があり、長く続いている。私は1年ぶりであったが相変わらずの繁盛ぶり。トレーを取ろうとすると目の前に小さな貼り紙があった。

 [食べ残しが多過ぎる場合は追加料金をいただく場合があります]

 「どういうこと?」と思わず、目が釘付けになってしまった。レジにいた担当者が「常識外れな方がいるんですよ」と苦笑しながら説明してくれた。「最初に見たとき、食べ過ぎたら追加料金かと思ってしまったら、食べ残しとはね」「ビックリするぐらい取って、食べ残して帰るんですよ。」と遠慮がちに小声で愚痴る。バイキングでは無くなった分を追加していくタイミングと読みが担当者の腕の見せどころなので、この手の客が増えれば困ることは容易に推察できる。前にはなかったが最近多くなってきたという。お客さんの悪口を言うのははばかられるが、毎日接していると溜まるものもあるのだろう
「少しづつ取りに行って、残さず食べてもらうとうれしいのですが」と近づいてきて小声で続ける。食べ残しを処理するときほど心が塞がることはないという。

 親戚では自他ともに認める残飯処理係の私である。その気持ちはよくわかる。飽食の時代と言われているが、冷静に見れば食文化の未来は明るくない。「いただきます」の精神は忘れたくないものである。
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