素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

昨夜のテレビ番組2つには元気をもらった。

2013年04月28日 | 日記
 一昨日は山の原GC(6793ヤード、パー71)での男子プロゴルフ・つるやオープンの第1ラウンドで、66歳の尾崎将司さんが1イーグル、9バーディー、2ボギーの9アンダー62で回り、年齢以下のスコアでラウンドする「エージシュート」を達成した。男子レギュラーツアーでのエージシュート達成は史上初の快挙で久々に存在感を示した。

 まだ現役でやっていることに正直驚いた。その尾崎と同時期に活躍していた青木功さんがNHK総合22:30からの「ヒーローたちの名勝負」で取り上げられていた。ちょうど文楽のプログラムや橋本さんの本を読み終わったので軽い気持ちで見始めた。

 1980年の全米オープンでのジャック・二クラウスとの死闘の末の準優勝や1983年のハワイアンオープンで日本人初の米国PGAツアー優勝を決めた奇跡のイーグルはなつかしい映像であった。それよりも70歳となった現在もゴルフで闘うための体づくりに取り組んでいる姿が印象的であった。

cw-x golf 青木功スペシャルムービー


 尾崎や青木の現役にこだわる姿勢に学ばねばなあと思いつつ流れで23時からEテレでの冨田勲さんの新作交響曲づくりの舞台裏密着取材をさらに気軽な気持ちで見始めた。

 しかし、80歳を迎えた冨田さんの曲作りにかける情熱やその背景などを丁寧に取材している映像にだんだん背筋がのびうなることしきりであった。

 『日本を代表する作曲家の一人、冨田勲さん(80歳)。自身の集大成となる「交響曲」を作曲しました。その名も「イーハトーヴ交響曲」。テーマは、冨田さんが長年描きたいと思い続けてきた、作家・宮沢賢治の世界です。賢治の4次元的・宇宙的な世界観を、どうやって音楽で表すか。悩んだ末、冨田さんが思いついたのは、なんとインターネットの動画サイトで大人気のバーチャル・シンガー“初音ミク”の起用。こうしてオーケストラと初音ミク、200人の合唱が奏でる、前代未聞の壮大な交響曲が生まれることに。その5か月に及ぶ制作過程に密着。なぜ宮沢賢治の世界に初音ミクなのか。そして、交響曲誕生の裏に秘められた、賢治の「雨ニモマケズ」をめぐる10年越しの約束とは。みずからも少年時代に大地震に被災したという冨田さんが交響曲に託した、東北の被災者への思いとは。人生の集大成だ、という「イーハトーヴ交響曲」に込められた冨田さんの思いに迫ります。』という番組の主旨はしっかり伝わった。

 期せずして2人の「いさお」さんのよりよいものを求める姿に心動かされた夜となった。

 5月4日(土)午前0時45分より再放送がある。
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