素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

今年の創作四字熟語が発表された

2022年12月21日 | 日記
 今年の世相を表す「漢字」同様に毎年楽しみにしている「創作四字熟語」が住友生命保険から今日発表された。最優秀作品は「遠客再来(えんきゃくさいらい)」だった。「千客万来」をもじったもので、「水際対策の緩和で、遠方から旅行客が再びやってくるように」との意味を込めたらしいが、私にはストンと来るものがなかった。

観光客再びで「遠客再来」 住友生命、22年の創作熟語

むしろ、優秀昨比9編の中に、「いいね!」があった。

【変種交代(へんしゅこうたい)】  流行する新型コロナウイルスがデルタ株からオミクロン株へ変わり、第6波や第7波が襲来
【帰省歓輪(きせいかんわ)】   コロナ禍の行動制限緩和。久々の帰省で歓談の輪ができた
【急円超下(きゅうえんちょっか)】 円安が急速に進んだ
【高値之玉(たかねのたま)】 物価高が生活を圧迫した。特にタマネギが高かった
【暑行無常(しょぎょうむじょう)】 異常なまでの夏の暑さ
【烏露曲折(うろきょくせつ)】  ウクライナとロシアの問題がなかなか終わらない
【逆転牛勝(ぎゃくてんぎゅうしょう)】 オリックス・バファローズが奇跡的な逆転でプロ野球のパ・リーグ優勝を飾った
【鎌倉爆風(かまくらばくふう)】 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放映のたびにSNSのトレンド1位に
【紅旗奥来(こうきおうらい)】 夏の全国高校野球選手権大会で仙台育英高校が優勝。初めて優勝旗が東北に渡った

私は【変種交代】【帰省歓輪】【高値之玉】に心をくすぐられた。ちょっと刺激されて考えたのが岸田さんのこと。閣僚の辞任ドミノの時は決断が遅いと言われ、防衛費増額を打ち出せば拙速と言われ、支持率は30%を割りなかなか追い風が吹かない。

 そこで、「総理苦風」というのが浮かんだ。 


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串柿をいただいた、その深い意味は知らなかった

2022年12月20日 | 日記
知人から、手作りの串柿をいただいた。今まで漫然と見てきたが、その持つ意味を教えてもらうと「そうなんだ!」と得心した。

  数は、2個・6個・2個が基本になっている。その意味するところは「外は2個、2個(=ニコニコ)、中(=仲)6つ(=睦)まじく、白髪(=干し柿に吹いた白い粉)になるまで」ということらしい。半分の5個になると1個・3個・1個で「一人一人、皆(3)幸せに」はちょっと苦しいかな(笑)

 今や、真空パックでカビ知らずとなった正月飾りの鏡餅、実家で暮らしていた頃には床の間にどっしりと鎮座していて、正月明けにカビを削ったり、固くて切るのが大変だったという昔話に花が咲いた。
この鏡餅にも、意味があるとのこと。
 日本神話に出てくる、三種の神器を表していて、丸い餅は「鏡」、上にのっている橙は「玉」、串柿は「剣」に見立てている。

 「それで鏡餅か!」と思わずつぶやいた。
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サッカーの面白味が凝縮されたW杯決勝戦、アルゼンチンが勝利

2022年12月19日 | 日記
 予想をはるかに越える好試合だった。前半で2対0とアルゼンチンがリードした時は、もはやこれまでと思ったが、さすが前回優勝のフランス後半2点を取り返し同点にした。延長の攻防も見ごたえがあり1点取っては取り返すと目が離せない展開が続いた。最後はPK戦で4対2でアルゼンチンに軍配が上がり決着がついたが、サッカーの醍醐味がギューッと詰まった面白い決勝戦であった。両チームのエース、メッシとエムバぺが期待通りの働きをしたのもゲームに花を添えた。

 今回のW杯では私のPK戦の思い出が多く思い出されたが、12月16日の毎日新聞のコラム『金言』で小倉孝保論説委員が《PKを外した3人》というタイトルで含蓄のある話を書かれていた。今大会の締めくくりとなるPK戦を見ていてよみがえってきた。

サッカー発祥の地、英イングランドの市民にとって触れられたくない記録がある。欧州選手権での優勝がないのだ。
 この大会は1960年から4年に1度、開かれている。欧州では、ワールドカップ(W杯)と同等、もしくはそれ以上の人気や権威がある。
 第1回大会の優勝はソ連(当時)だった。以降、独仏伊の3国はもちろん、ポルトガルやギリシャも優勝している。

という書き出しで「そうなんや!」と引きつけられた。

 そのイングランドが、新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期され、昨年開かれた第16回大会でドイツ、ウクライナ、デンマークを撃破し、初めて決勝に進んだ。相手はイタリア。場所はサッカーの聖地、イングランド・ウェンブリーだった。という。

 開始2分にイングランドが先制したが後半イタリアに追いつかれ延長戦になったが双方、無得点でPK戦での決着になった。イングランドは3人がゴールを決められず、敗れた。

 このPKを外したラッシュフォード、サンチョ、サカの3選手は黒人だった。SNS(ネット交流サービス)上では人種差別的な中傷があふれ、ラッシュフォード選手を描いた地元の壁画は壊された。

 しかし、この中傷に多くの国民が怒りを表明し、全国警察署長委員会(NPCC)の議長は「中傷は許さない。徹底的に追跡し報いを受けさせる」と語り、警察は複数の容疑者を逮捕した。

 また、ジョンソン英首相(当時)は「人種的な中傷を受けるべきではない」と非難し、中傷した者にはサッカーを観戦させないと約束した。ラッシュフォード選手の壁画は住民たちの手で修復された。

 この一連の流れを受け小倉さんは、次のようにコラムを締めくくった。

 《市民にとって欧州選手権優勝は夢である。ただ、それ以上に大切なのは、差別を許さぬ姿勢を示すことだった。社会が多様化する中、卑劣な行為を許せば、対立を生み、やがて市民社会を破壊する。人々の危機感はそこにあった。

 日本でも民族差別的ヘイトスピーチがやまない。京都府宇治市では昨年、在日コリアンの多い地区で放火事件もあった。

 総務政務官の杉田水脈氏は過去に、性的少数者の尊厳を踏みにじり、朝鮮民族や先住民の伝統文化を侮蔑する発言をしている。

 総務省はネット上の中傷対策を担っている。杉田氏をその政務官に任命したことについて、岸田文雄首相は「能力を持った人物だと判断した」と正当化している。

 少数者を傷つける中傷や侮蔑に対し、私たちは怒りを十分共有しているだろうか。サッカーを通じ学ぶべきは、戦術や戦略だけではない。


 SNSによる誹謗、中傷に対する裁判のことをよく目にするようになった。否が応でもネット社会で生きていかなければならない今、小倉さんの言葉は深く胸に留めておきたいとあらためて思った。
 
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きっぱりと冬が来た

2022年12月18日 | 日記
 今日初めて自転車に乗る時に手袋をつけた。西日を背中に受けてのジムからの帰路、冷たい向かい風が自転車をこぐ足を重くする。坂道を上っている時、突然頭の中に「きっぱりと冬が来た」というフレーズが出てきた。中学か高校の時に授業で習った高村光太郎の詩集《道程》に収められている「冬が来た」の冒頭の一節だ。

きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木もほうきになった

きりきりともみこむような冬が来た
人にいやがられる冬
草木にそむかれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ

ぼくに来い、ぼくに来い
ぼくは冬の力、冬はぼくの餌食(えじき)だ

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のような冬が来た


          

 普段は記憶の奥底に潜んでいる詩だが、今日のような日を迎えると浮かび上がって来て、冬に立ち向かう力を与えてくれる。「学校で習うことは社会に出て役に立つのか?」「こんなこと習って何になるの?」などということを生徒から言われたことが時々あった。これには「う~ん」とうなるだけで明確な答えは用意できない。

 「役に立つかどうかはわからないけど、各授業を通じて経験や知識を自分の中に貯め続けていると、何かの折にひょいと顔を出し、壁を乗り越えるヒントを与えてくれたり、現状を打破する力になったり、支えてくれることがあった。」といって、自分が経験してきた例を話すのだが、この詩もその一つであった。

 最近、「コスパ」が高いとか低いとかいう言葉をテレビを通じてよく聞く。私には馴染みのない言葉なので調べてみると「コスパ」とは「コストパフォーマンス」の略語で、日本語では「費用対効果」となる。

 支払ったコスト(費用)に対して、その対価として手に入るパフォーマンス(能力・成果)のことを意味して、コストは「金銭・労働・時間・情報など」を指し、パフォーマンスは「結果」を指す。

 それでいうなら、学校の授業で学習することは、「コスパ」が低い(悪い)となるのではないか。この立場に立つと「もっとすぐに役立つことを効率よく教えた方が良い」となり、無駄の排除につながっていく。

 私は、そう簡単に割り切れないのでは?と考えている。


 
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今年もあと2週間、さて体重は?

2022年12月17日 | 日記
 2か月前のブログで、年末までの目標を下のように書いた。

《・・・たまたま11年前の測定結果が出席ファイルに挟まっていたのでスタッフと一緒に見比べて楽しんだ。      
      体 重 骨格筋量 体脂肪量  体脂肪率    BMI    基礎代謝量
2011.10. 76.2kg  37.6kg   9.5kg   12.5%    22.8kg/㎡   1810kcal    
2022.10.  75.7kg  35.4kg  12.5kg   16.5%    22.9kg/㎡   1735kcal
体重の数字だけ見れば維持しているが、骨格筋量、体脂肪量、体脂肪率を比較すれば中身の違いは一目瞭然。数字に囚われることはないが、せっかく体重を維持してきているので骨格筋量を増やし、体脂肪量を減らすことを意識してもいいのではと欲が出た。 今年もあと75日、年末までに体重74.5kgを目標に生活をしていこうと思った。》


 今日、ジムで”Lookin'Body"の測定会があったので測定をした。結果は下の通り。
      体 重 骨格筋量  体脂肪量  体脂肪率    BMI    基礎代謝量        
2022.12  75.6kg  35.6kg  12.0kg  15.9%    22.8kg/㎡   1743kcal    


 体重は100gの減だが2か月前の目標74.5kgまでは1.1kgの減量!?これは絶食をしない限り無理である。救いは微々たるものだが骨格筋量がアップして体脂肪量がダウンしたこと。このペースを大きく崩さず大晦日を迎えることが出来たらいいと思っている。

 今シーズン最強の寒波到来である。やっと年末気分になってきた。

 

 



 
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