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shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

宮城県で鳥を観てきました - その③最終回 (三陸海岸編)

2022-11-09 05:30:12 | 
11月4~5日、宮城県北の伊豆沼・内沼(登米市、栗原市)と三陸海岸(気仙沼市、南三陸町)へ、鳥を観に行ってきました。






11月5日は内陸の登米市内(迫町佐沼)から三陸海岸へ移動し、気仙沼市のお伊勢浜と南三陸町の志津川湾で探鳥しました。
観たかった鳥はコクガンでした。

まず最初に行ったのが、気仙沼市のお伊勢浜です。下の写真は長大な防波堤の上から撮りました。


ちなみに、防波堤の内側(陸側)は、こんなふうです。


目的地へ向かう手前に、植樹したばかりの松林に囲まれて小さな池があり、カモが休んでいました。
ほとんどがカルガモでしたが、その中に珍しい鳥がいました。シジュウカラガンでした。
シジュウカラガンは、一時大きく数を減らしました。近年の国際的な保護の実施により個体数が増加し、2019年時点では宮城県北部などに約5000羽が越冬するまでに回復しているそうです。
■シジュウカラガン
Cackling goose

カモ目カモ科コクガン属
Branta hutchinsii
四十雀雁/L55~67cm


港内にはウミネコしかいなくて残念でした。
■ウミネコ
Black-tailed gull

チドリ目カモメ科カモメ属
Larus crassirostris
海猫/L44-48cm


続いて海岸沿いに国道45号を南下して志津川湾に向かいました。途中田んぼに鳥が群れていました。車を止めてUターンし向かってみると、居たのはハシボソガラスとスズメでした。
■ハシボソガラス
Carrion crow

スズメ目カラス科カラス属
Corvus corone
嘴細烏/L50cm


■スズメ
Tree Sparrow

スズメ目スズメ科スズメ属
Passer montanus
雀/L14cm


気を取り直して、志津川湾へ向かいます。志津川湾で最初に行ったのは志津川港です。車を駐めて防波堤の先まで歩きました。




ここでも見かけるのもウミネコばかり。目をこらしてみると60mほど先に波間に浮かんでいる鳥が見えました。上に2つ並べた写真のうち、下の写真で中央やや右にとても小さく見えるボートの付近です。
撮影した画像をトリミングして見ると、アカエリカイツブリのようでした。
アカエリカイツブリは、日本では主に冬鳥として、内海、湾、河口、大きな湖沼などに飛来します。北海道の湖沼で繁殖するものもいます。
アカエリは、夏、首の部分が赤褐色になるところからのネーミングで、冬場は全身が暗い褐色です。
■アカエリカイツブリ
Red-necked grebe

カイツブリ目カイツブリ科カンムリカイツブリ属
Podiceps grisegena
赤襟鳰/L45cm


志津川港で声を掛けてくださった方から、波伝谷(はでんや)港で十数匹のコクガンを観たとの情報をいただきました。早速向かいます。


波伝谷港に行き、歩ける範囲でコクガンを探しましたが、見かけるのはウミネコばかりでした。それとオオバンが1羽居ました。
近くに流れ込んでいる川(水戸辺川)があったので行ってみました。すると20羽ほどのカモが居ました。
居たのはヒドリガモとオオバンでした。
■ヒドリガモ
Eurasian Wigeon

カモ目カモ科マガモ属
Anas penelope
緋鳥鴨/L49cm




近くで作業をされていた方から、川の対岸にある港でコクガンをよく見かけるとの情報をいただきました。水戸辺漁港の方へ行ってみました。


水戸辺漁港では水鳥の姿はまったく見られませんでした。上空をトビが鳴きながら舞っていたので、それを撮りました。
腹側からだけでなく背側からの写真も撮れました。
■トビ
Black Kite

タカ目タカ科
Milvus migrans
鳶/L60cm




時刻は11時を回ったところで、今晩泊まる宿を決めてなく、今からなら夕食の時間までに自宅へ帰れるので帰ることにしました。
2日間だけの短い取材でしたが、そこそこの成果もあり、楽しく過ごせました。

最後に2日間に観た野草の花を上げておきます。
先ずは内陸部で観た花です。
・ノコンギク(野紺菊シオン属シオン属の多年草)


・キクイモ(菊芋、キク科ヒマワリ属の多年草)


次は浜辺近くで咲いていた花です。
・ハマギク(浜菊、キク科キク属の多年草)




・名前が分かりません。図鑑で見たハチジョウナ(八丈菜、キク科ノゲシ科)に似ているように思いました。




・ムラサキツメクサ(紫詰草、マメ科シャジクソウ属の多年草)


・シロツメクサア(白詰草、マメ科シャジクソウ属の多年草)


最後は花ではありません。ワタのようなものを付けていました。
・名前が分かりません。⇒ヨモギワタタマバエが作る虫こぶ(ヨモギクキワタフシ)だと、なつみかんさんから教えていただきました。
参考に平塚市博物館の資料をリンクします。https://hirahaku.jp/web_yomimono/tantei/golmushi.html



最後までごらんいただき、ありがとうございました。
明日10日は、植物クロスワードです。
宮城県で鳥を観てきました(完)
コメント (10)
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