イベント、各地のマルシェで新鮮で美味しいハーブ、いちご、イチジクを
買わせて貰ってはいたのですが、今回初めて奈良県葛城市の寺田農園へおじゃましました。
早朝5時からお仕事スタートとお聞きしたので密着取材!
●イチジク
蒸し暑い奈良も陽が上る前は涼しい。まずイチジクの摘み取りから始まります。
寺田農園のいちじくは木成り完熟。甘さ旨味が違います。
完熟しているイチジクだから、皮がスルッと剥けます。もぎたてを戴く。
気温と一体化した自然の風味は格別です。
美味しいイチジクは鳥達もよく知っているようで、畑の上部も周辺も網で囲んで防御。
この畑の木で25年目ぐらいだそうです。
室内に移動。ご要望に合わせた硬さ・サイズを選び飲食店さんへ。
後は、パック詰めにして直売所に出荷。6時40分にはトラックに乗せて出発。時間との勝負。
寺田農園のラベルが目印
直売所にはこの時期沢山のイチジクが並んでいます。
イチジク好きだから、過去の経験値から、色つやを見極めながら
”美味しいだろうなイチジク”を選んでいます。それでも、ガッカリ体験も。
やっぱり、信頼できる生産者さんのロゴ入りラベルは
商品選択の目安になってリピートしますよね。
●ハウスのハーブ
ハウスの中では沢山の種類のハーブ達。
種を蒔き発芽した苗を植え替え、大きく育てる。収穫もしやすい高さでの水耕栽培。
先端の柔らかい部分だけ摘み取り、大人数で一斉にパック詰め作業の後出荷。
今までマルシェで販売されながら、立ち話でお仕事の苦労話しや楽しみをお聞きしていたのですが、
実際の農園を拝見、土の上を歩きながら柔らかい土の感触やハウスの広さを実感。
ハウスは温度管理が可能と言えども自然相手の農業は気候に左右される。
一年中生産するためには、水道水、空調の費用なども大きいだろうし、
遮熱断熱塗装を自らハウスの上に登って塗る工夫もされています。
ハーブ類はお料理のアクセントとして無くてはならない存在だけど、ほんの少しでも高い野菜のひとつ。
これだけの費用、労力をかけているのだから高くて当然!!
損益分岐点を簡単に決められない農業だけど、丁寧に育てられた農産物を
今後も継続して頂きたいのです。そのためには正しく儲けて欲しいと願って帰ってきました。