いつも面白い三谷幸喜監督作品だったので朝一の上映を観に行ってきました。
口が悪く権力志向が強く、史上最低の総理と言われている男が石をぶつけられ記憶を失います。
記憶をなくしたまま総理官邸に連れ戻され、総理を続けることになります。
事実を知っているのは秘書たち3人のみ。彼らの協力の下、閣内の問題、家庭の問題を解決していきます。
いつものコメディですが、群像劇のドタバタではなく、1つ1つの問題を着実に解決していきます。
前半は記憶を失って初めてのできごとにアタフタしていますが、それらが後半への前振りにもなっていました。
大きなどんでん返しもなく、分かりやすい展開になっています。
俳優陣の演技をじっくり堪能できる映画です。
小池栄子の怪演も期待していましたが、今回はとても真面目だけどコミカルな動きで安心して見ていられました。
中井貴一の表情も良いですね。驚いたり悲しんだり、権力に立ち向かう本気の顔などどれも自然な感じでした。
映画だとみんな静かに見えていることが多いですが、この映画は見ている方はリラックスして自然と笑いがこみ上げてきます。
後半はみんなの笑い声が同時に湧き起こっていました。
エンディングの佐藤浩市はあれでよかったのでしょうか?面白いですけどね・・・
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