陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

イスラム女子ですか!私の東京ジャーミィの思い出

2017-04-29 06:14:25 | 旅行
昨日、ニュースで「イスラム女子」についての特集がありました。
東京都渋谷区の東京ジャーミィは見学ツアーで連日にぎわっているそうです。
館長らしき男性が「イスラム原理主義のテロで来館者は減るのではと思っていましたが、反対に増えています。」と言っていました。
見学にきていた女性は「イスラムはこわいイメージがありましたが、見学してみてマイナスのイメージがなくなりました」とたのしそうでした。
知らないと怖い、なんとなく好きになれないって人間の自然な心の動きと思いますが、知れば興味がわいて好きにつながることも多々ありますよね。

私も4,5年前になりますが行ったことがあります。
平日の午前中だったせいか、来館者は私ひとりでした。
建物からしてイスラムの世界を切り取ったようですが、内装も装飾品もすべて日本人の私にとっては珍しいものばかりでした。
受付で見学したいと伝えると、長いスカートを貸してくれます。ウエストはゴム仕様です。
トイレの場所を教えてもらってそこでちゃっちゃと着替えました。
ちなみに、トイレは日本の和式トイレと似ていますが、前にある半円形のものがないので「どっちが前だろう・・?」と人知れず戸惑います。
まあ、たぶん普通の感覚で入って前方が前ということだろうと、ことを済ませましたが。
でもこういうトイレ問題も大事な文化ですから、日本にあるからといって日本式にする必要はないと思いますね。たぶん、費用のことを考えれば、日本式にしてしまったほうが安くつくのかもしれませんが。

実際、この東京ジャーミィは見学もできるけれど、本当は日本に住んでいるイスラムの人たちがきちんとお祈りをできるようにつくられたものなんでしょう。
本当の目的を果たせるようにつくられなければ、ね。
見学者のわたしたちも本当を知りたい。

さて、スカートを身に着け、持参したストールも「こんな感じかな?」という風に頭から巻いて受付に戻ると、受付の女性は「あら?」と言って「まぁ、似合いますね~」と言ってくれました。
そう。私はけっこうそんな雰囲気があるのです。うふ♪

受付のあった建物からお祈りをする大きな部屋へは一度外に出たような気がします。
とても天気の良い日でした。
ドアを開けて中を見ると、やっぱり誰もいない。
絨毯も、部屋の中にある小さな部屋に続く階段や手すり、柱の装飾もやっぱりイスラムの香り。天井画が見事で誰もいないのをいいことにあおむけに寝転がって写真を撮りました。
本当はお祈りをする神聖な場所。撮影はほどほどに、この感じを忘れないようにとしっかりと見てきました。
とは言っても、やっぱり大部分は忘れちゃってますけどね!

またトイレに行って、着替えて受付にスカートを返しました。
受付のあるフロアにはちょっとした小物や壺みたいな陶器も置いてありました。
記念に、と冷蔵庫に着けておけそうなアラビア文字が書いてある小さなマグネットを買って帰りました。

このマグネットは、あまり付きがよくないです。
紙を留めておこうとしても、滑って落ちてしまうんです。
使い勝手がよくないから、捨てようかとおもいましたが、すんでのところでやめました。
やっぱり手放せませんでした。
今でもわが家の冷蔵庫の片隅に張り付いています。
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