陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

使えば使うほど増えていく・・なあに?

2017-08-25 05:10:10 | 
先月本を5冊まとめ買いして、今月はさらに3冊。読書欲を解放して、どんどん読み進めます。
こんなに貪欲に読書したいと思うのは人生初のことかもしれません。学生時代は本を読むことが何かしらの目的を果たすためだったから、目的に適うための本選びがありました。でも今は心のアンテナに引っ掛かったものを買って帰ります。これぞ「大人買い」!
本と出会う場所は、本屋、図書館。本屋と図書館では置いてある本の傾向が全くと言っていいほど違います。読みたい本を図書館で読もうとしても自分にとってのちょうどいいタイミングでは読めないことが多いです。私は図書館で予約をしたことはありません。読みたいと狙っている本よりも、目の前にある気になった本に手が伸びるので。獅子文六さんと出会って全集の中から『ある美人の一生』という短編を見つけて「なんか面白そう☆』と借りたこともありました。それはそれでよかった。でも、そういう出会いばかりでは偏ってしまいます。

そう、「今」を知りたい!

テレビやインターネットでお手軽に目に飛び込んでくるニュースではなくて、今の考え方って何なんだろう。
獅子文六さんもいいけど、最近出版された新しい本を読んでみよう。と思い立ったのです。

今月買った本、加藤諦三著『行動してみることで人生は開ける まずできることからやってみる」は、背中を押される1冊です。

・興味を持ったらやってみなさい
・そんなのくだらない、と思っていたらなにもかもつまらなくなるよ
・ペットは可愛いから飼うのではなく、飼っているうちに可愛くなるものだ。物事を始めるときも面白さを求めるのではなく、まずやってみる。そうしているうちに面白さややりがいがついてくる

物事をくだらないと思う人は自分から周囲に壁を作ってしまうのだ、というのはわかります。
くだらないと否定しちゃいけませんね。そりゃ人間だれしも時間は限られていますから、なんでもかんでもは出来ませんが、何もかも否定してしまうと自分がつまらなくなってしまうのはわかります。
本の中で、人間のエネルギーは使えば使うほど増えると書かれています。本日の記事のタイトルの答えです。お金は使えばなくなるけど、人間の体は使わなければ衰える。どんどん使いましょう、と。

自分のやりたいことを見つけたら、実行にうつしていいんだ!と思えてくる本です。

そして、脳内革命がおこりそうな、千葉雅也著『勉強の哲学 来るべきバカのために』。
この本は先月のまとめ買いから外していたのですが、今月本屋でまた気になってしまったので購入。買ってよかった!すごく面白いです。
著者の千葉氏は東大を卒業後、フランスでも勉学を積まれた方で、この本もフランス哲学が織り込まれています。それを「ノリ」とか「ツッコミ」「ボケ」といったわかりやすい言葉を使って話を進めてくれるのです。勉強するってどういうこと?どういう過程をたどるの?ということが哲学的に説明されている本です。「哲学」って馴染めない感じですが、馴染めないなら馴染めばよいのだし、そんな感じがするならほんとにそうなのかやってみればよいのです。「感じ」に騙されてはいけません。

エイヤっと思い切って本のまとめ買いをすると、積ん読はもったいないからガシガシ読むし、そうすると脳が働き始める感覚があります。
人は生きていくために食べ物を食べます。食料品の買い出しはけっこうな量になりますよね。ならば、脳に新鮮な栄養を与えるためには本の買い出しもアリでしょう!と強く思うのです。人は思考する動物なのだから。
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