<ストーリー> Yahoo!映画より抜粋
カメラマンのジェフは足を骨折し、ニューヨークはグリニッチ・ヴィレッジのアパートで療養中。身動きの取れない彼にとって退屈しのぎの楽しみは、窓から見える中庭と向いのアパートの住人たちを眺める事だけ。
だが、その中で、セールスマンの夫と激しい口論をしていた病床の妻の姿が見えなくなった事に気づいた。
セールスマンの様子を窺う内に、ジェフはその男が女房を殺したのではないかと推測、恋人のリザと看護人ステラの協力を得て調査を始めるのだが…。
ヒッチコックの代表作のひとつですね。
テレビやビデオで何度も観たのですが、映画館で観たことはありませんでした。
いい映画っていうのは、何度観てても、やっぱり映画館で観たいものなのです
有名なTVドラマ『弁護士ペリー・メイスン』レイモンド・バーが疑惑のセールスマン役で出ていますが、あの頃はまだ無名だったのでしょうか。クレジットもその他大勢と変わらない扱いになっていて驚きました。
昔観た時は、始終ハラハラドキドキしっぱなしで、「怖い映画」という印象しかなかったのですが(なにしろ
サスペンスという言葉も新しかった頃だし)、大人になってから観るとかなり笑える映画だということに気付きました。
セリフなんかもそうだし、向かいに見える住人の生活なんかにも細やかな演出がなされていて、
さすがヒッチコックと思われるところが多々ありました。
しかし、当時だからなのか、窓を開けっ放しでいる家(部屋)ってのも、あまりないんじゃないだろうか…もちろん、すべての窓が閉まりっぱなしだと話にならないんですが
ベランダに蒲団を敷いて寝ている夫婦もいたけれど、今じゃまず考えられない。第一雨が降ったらどうするのか…と思ったら、雨が降るシーンがありましたが(笑)
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慌てる夫婦を見て
当たり前だろ
とツッコミを入れてしまいます。
あまりにも有名な映画なので、内容についてはこのくらいとして(おい)、特筆すべきなのは、やっぱり
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グレース・ケリーの美しさ
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ですね。
もう
完璧
と言ってもいいんじゃないでしょうか。非の打ちどころがありません。
グレース・ケリーに限らずですが、この頃の映画女優というのは、現代とは違うカリスマ性を感じますね。
あ、それから、恒例ですがこの映画にも
ヒッチコックが出ています。
ヒッチコックの容貌さえ知っていれば、必ず見つけられると思います。
なお、ヒッチコックの登場場面は、どの映画でも
事件の起こる前(本題に入る前)に出ているそうです。ヒッチコック探しに気をとられて、映画に集中しなくなるのを防ぐためだとか。
だから、『北北西に進路を取れ』や『ロープ』や『鳥』など、しょっぱなから本題に入る作品は、ほとんど冒頭に出ています。
ヒッチコック作品を見る機会がありましたら、ぜひ監督探ししてみてくださいね。
注※初期の作品には出ていないものもあります
原題:Rear Window
製作国:1954年アメリカ映画
上映時間:113分
監督・製作:アルフレッド・ヒッチコック
原作:コーネル・ウールリッチ
撮影:ロバート・バークス
音楽:フランツ・ワックスマン
美術:ハル・ペレイラ、ジョセフ・マクミラン・ジョンソン
<キャスト>
ジェームズ・スチュワート
グレイス・ケリー
セルマ・リッター
ウェンデル・コーリイ
レイモンド・バー