あと数日で今年が終わるので、恒例(?)の駆け込み簡単レビューです。
007 スペクター
前作『スカイフォール』をTVでおさらいしてからの鑑賞。
(しかし、TVの放映はひどいカットでダイジェスト版のようでした
)
冒頭のヘリコプターアクションから、派手さ全開で魅せてくれます。
敵役のクリストフ・ヴァルツは、お気に入りの俳優さんなんですが、いつもの彼の面白さが少なかったのが残念。(いやそーゆー役柄だから仕方ないんだけど)
ボンドガールのうちの一人であるモニカ・ベルッチの登場シーンが短くて、えっこれだけ?という感じでした。
今回はボンドだけではなく、QやMも身体を張ったシーンがありました。
全体的に面白かったのですが、前作に比べるとやや物足りなさがあるかも?
オープニング映像の蛸がらみはなぜか笑えます
Dear.ダニー 君へのうた
実話を元にした物語(ストーリーはほとんど創作だろうけど)
老齢になっても往年のヒット曲しか歌わないダニーが、ジョン・レノンの手紙をきっかけに心機一転し、人生をやり直そうとするストーリー。
ややありきたりな物語ではありますが、それでもアル・パチーノやその他のキャストが素晴らしいので、いい映画になっています。
やっと新曲を歌おうという気になったダニー(アル・パチーノ)への観客の反応は、映画の展開としては落胆したけれどまあリアルでもこうだろうなというものでした。
往年の人気アーティストは、往年のヒット曲を歌えというのも現実にはわかる話ですけどね。
終盤ダニーと息子の会話からのラストシーンは粋な終わり方でよかったです。
Re:LIFE~リライフ~
予告編を観る限り、「まあよくありそうな映画だなぁ」ということで、スルーするつもりでしたが、時間があったので観ることになったのですが、このテの映画にしてはよかったと思いました。
J.K.シモンズが、『セッション』の激しい役から一転、涙もろい校長を演じています。
ヒュー・グラントは、昔からあんまり変わらないなあなんて思ってたけど、若いころの映像を見せられると「あ~、やっぱり年取ったなぁ」なんて思ってしまったり…
ヒュー・グラントの口から出まかせのマット・デイモン主演の新作脚本が、ひょっとすると実現するか!?というラストのちょっとした展開があったので、できればエンディングでその新作映画を流してくれたら面白かったけどという妄想を抱きました
クリード チャンプを継ぐ男
実は『ロッキー』シリーズは一作もまともに観たことがありません
けれど、あまりにも有名なので基本的概要だけ知った上での鑑賞。
予告編を観た時から、「これは今年最後の名作かも…」なんて予感があったのですが、いや~いい映画でした。
ボクシングには全然興味ないながらも、試合のシーンは手に汗握ったし、ロッキーとの師弟の関係も余すところなく見せてくれました。
もちろん、『ロッキー』シリーズを全部観た人は、それ以上に感慨深いものがあるのかもしれませんが、これが初見でも問題なく楽しめました。
お薦めです