<ストーリー> 映画.comより抜粋
SFオタクのイギリス人青年クライブとグレアムは、全米最大のコミックイベント、コミコンと米中西部のUFOスポットをめぐる旅を楽しんでいた。
その途中、ネバダ州のエリア51を通りかかった2人は、ポールと名乗る本物の宇宙人と遭遇。
ポールを故郷に帰すため奮闘することになる。
やっと観られました
もう来るのが待ち遠しかったです
いつもはガラガラのミニシアターなのに、今日は上映前に列ができるほどの大盛況!
(実はその他の要素もあったのですが、それはまた今度)
目指す席に座れるか心配だったけれど、空いてたので座れました
この二人の映画は
『ホット・ファズ』で経験済みだったので、今日も期待
大で臨みました。
二人のSFオタクと、いかにもという姿の宇宙人のロードムービー(そうなのか?)です。
この宇宙人が、英語ペラペラですっかり地球に馴染んでいるのがおかしい。
ストーリーよりも、この映画の核になっているところは、やはり
いろんな映画のオマージュの数々でしょう。
「そのネタをまったく知らなくても楽しめる」映画ではありません
あしからず。
以下、少々ネタバレありです。
「元ネタ間違ってるよ」というのもあるかもしれませんが…↓
車をぶつけた相手が追いかけて来たのかと思うところは、
『激突』を思わせてるし、酒場で水兵たちと乱闘になるところは
『1941』。
姿が透明になるところは
『プレデター』、オタクショップに宇宙人がいても、周りに紛れて気づかれない所は
『ET』を思わせるし、目的地の山はまんま
『未知との遭遇』ですね。
※最低限、『未知との遭遇』は観ておいた方がいいですね。
深読みかも知れないけれど、女性が
「ペ●ス!」と叫ぶところは、
『(500)日のサマー』
を思い出しました。
追手が銃で狙いをつけながら言うセリフ
「smile you son of a bitch!(笑え)」
は、
『ジョーズ』のクライマックスで、ロイ・シャイダーが言うセリフそのまんまで吹き出してしまいました
最後まで顔を見せなかった女ボスは
あの人でした。これまた宇宙人関係の映画にははずせない人ですね(笑)
クレジットを見て気付いたのだけど、スピルバーグが本人役で出演していたようです。
(電話で声のみの出演)
そして、なんと言っても
『ロレンツォのオイル』のオマージュ(?)がくだらなすぎて、思わず大爆笑でした
サイモン・ペッグとクリステン・ウィグが店の前で向かい合ってキスをしようとするところの構図は、見たことあるはずなんだけど、それが何の映画か思い出せませんでした…
その他にもまだまだ、私たちにも気付かない&知らないオマージュシーンが山ほどあったと思います。
もっといろいろな映画を観ていたら、もっと面白かったのにな~と思います。
ところで、ジョン・キャロル・リンチ。
途中までぜんぜん気が付きませんでした。なぜなら
髪の毛があったから
むーちゃんに指摘されて、初めて気付きました。
いや~、でも髪の毛のあるのも似合うよ(笑)
監督:グレッグ・モットーラ
製作:ニラ・パーク、ティム・ビーバン、エリック・フェルナー
製作総指揮:ライザ・チェイシン、デブラ・ヘイワード、ナターシャ・ワートン、ロバート・グラフ
脚本:ニック・フロスト、サイモン・ペッグ
撮影:ローレンス・シャー
美術:ジェファーソン・セイジ
編集:クリス・ディケンズ
衣装:ナンシー・スタイナー
音楽:デビッド・アーノルド
原題:Paul
製作国:2011年アメリカ・フランス・イギリス合作映画
上映時間:104分
<キャスト>
サイモン・ペッグ
ニック・フロスト
ジェイソン・ベイトマン
クリステン・ウィグ
ビル・ヘイダー
ブライス・ダナー
ジョン・キャロル・リンチ
シガニー・ウィーバー
セス・ローゲン