グランパ・ウォーズ
<あらすじ>
祖父と孫が部屋とプライドをかけたバトルを展開する、ロバート・デ・ニーロ主演のコメディ。
妻を亡くしたことから、娘一家の家に越してきたエド。
孫のピーターは、おじいちゃんと暮らせることを喜んでいたが、自分の部屋がエドのものになり、自分は屋根裏部屋で暮らさなければいけないことを知ったことから態度を急変。
激怒したピーターはエドが部屋を明け渡すよう、さまざまな攻撃をしかける。
あまりにも度を越したイタズラに怒り心頭となったエドは悪友ジェリーの悪知恵を借り、ピーターに報復を開始。
孫と祖父の部屋をかけた小さな戦争は、やがて隣人をも巻き込んだ大騒動へと発展していく。
デ・ニーロが出演してるけど、さほどそそられる内容ではなかったのでスルーしようと思ったのですが…意外に良い評価で子役も素晴らしいということだったので観てみました。
…が!初めに予想していた通り、ノリが軽くてバカバカしい雰囲気満載(笑)
やっぱり思っていた通りのよくあるコメディ娯楽作でした
おじいちゃんと孫、お互いの攻撃の応酬がエスカレートしてそこまでやるかって感じなのですが、見ている分にはそのハチャメチャぶりが楽しいです(笑)
この手の作品のお決まりのパターンですが、最後はほっこりあたたかい気持ちになれるのがいいですね。
ところで、デ・ニーロは時々見てるからわかるけど…
クリストファー・ウォーケン、チーチ・マリンがぁぁ…
ウソ~いつの間にかこんなおじいちゃんになっていたとは!と驚いてしまいました…。
でも元気そうな姿を見られて良かった
きっとこの撮影も楽しんでいたんだろうな~なんて思いましたね。
カムバック・トゥ・ハリウッド!!
<あらすじ>
ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンとオスカー受賞の名優たちが顔をそろえたコメディ。
1970年代のハリウッド。
B級映画プロデューサーのマックスは、ギャングのレジーからの借金返済に頭を悩ませていた。
そんなマックスが苦し紛れに思いついたのが、危険なスタント撮影での死亡事故で保険金を手にするというとんでもないトリックだった。
マックスは往年のスターであるデュークを老人ホームから担ぎ出し、西部劇の撮影をスタートさせる。
撮影の本当の目的は映画を絶対に完成させずに、撮影中にデュークに死んでもらうこと。
しかし、マックスの目論見ははずれ、デュークが思いのほかしぶとかったために撮影は順調に進んでしまう。
これはあらすじを読んだだけでおバカなコメディなんだなとわかる作品。
マックスが撮影現場であの手この手で仕掛ける罠を、長年の経験で培った技術によって回避してしまうデューク。
なのでマックスの思いとは裏腹に、逆にスリリングで迫力あるシーンが撮れてしまうという矛盾も生じてしまう(笑)
時にはマックス自身が罠の痛手を負うこともあり、そのまぬけっぷりに笑ってしまいます。
こんな感じなので全然頭を使わずに軽く観られてしまうところがこの作品のいいところ(笑)
結末はどんなオチが付くのかだいたい見当がつくけど、それもまた良しです。
しかし、いかにも胡散臭い感じのおバカなプロデューサーをデ・ニーロが違和感なく演じているのにビックリ。
演技の幅広さといったら、もうさすがとしか言いようがないですね
(2年前に観た、まだ記憶に新しい『アイリッシュマン』の役とのギャップがすごいけど…)
でも、今この年齢だからこそできる(というか今だからこういう役をオファーされる)ってところがニクいところ
上記の『グランパ・ウォーズ』もそうだけど、こちらも楽しい撮影現場だったんだろうなぁ~なんて思いました。
年齢は重ねてきているけれど、デ・ニーロにはこれからもさらに映画界で活躍してほしいです