公開からかなり遅めの鑑賞。
なかなか観に行かなかったのは、今回の敵が“エレクトロ”と“ライノ”と“グリーン・ゴブリン”と聞いて、サム・ライミ版の3作目の悪夢が蘇ってきたからなのです。
サム・ライミ版の『スパイダーマン』の2作目が最高傑作だっただけに、3作目が敵多すぎ、内容詰め込み過ぎで、結果的に
なんやねんな映画になってしまったので、『アメイジング~』もここにきて
「敵が多ければいいっていうもんじゃないんだってば」という心境になりました。
そういうわけで、今回はスルーしようかと思っていたのですが、世間の評価がなかなかよかったので、まだ上映してるしやっぱり観に行くか…ということになりました
前回の『アメイジング~』は、サム・ライミ版と物語がかぶっているところも多かったのですが、今回はかなり方向性が違うところに向かっているなということが窺えました。
ヒロインがM.Jからグウェンになったのも、今回のを観るとその意図が明らかになったような気がします。
そして、最も危惧していた
敵多しのシチュエーションですが、これも想像と違ってメインの敵はほぼ
エレクトロのみ。
グリーン・ゴブリンは、その誕生のお披露目と、ライノに至ってはちょっとしたオマケという感じで、よかったと思います。
また、ジェイミー・フォックス演じるマックスが、憎めない人物だったのも感情移入するポイントになりました。
スパイダーマンからの誕生祝いごっこ(?)は、ちょっと哀しいぐらい…
それゆえに、スパイダーマンからの「誰だっけ?」との言葉がショックだったのはわかるけど。(顔変わってるし仕方ないでしょ
)
結局自力で思い出したスパイダーマンですが、よく名前まで覚えてたなあと、そっちの方がすごいです
ハリーに「君が必要なんだ!」と言われて力を貸してしまうエレクトロ。
孤独ゆえに、自分を認めてくれる人に協力するという展開も自然でした。
そして、今までのノリからは意外なほどの展開が…!
むーちゃんはマジで驚いてました
賛否はあれど、なかなかの出来だったのではないでしょうか。
しかし…噂では聞いていたけれど、エンドクレジット後の映像は…
何あれ?
『アメイジング・スパイダーマン』とは何のカンケーもなく、いきなり『X-MEN:フューチャー&パスト』の予告映像が!(というより、ただの宣伝)
『スパイダーマン』しか知らない人は、「えっこれなに?スパイダーマンの続編と関係あるの?」というような映像でした。
なんか大人の事情があったのでしょうが、クレジット途中にはさむような映像か?と思うほどのひどさでしたね
いや『X-MEN』は好きだけど、余韻ぶち壊しでした