『千個の青』
チョン・ソンラン
カン・バンファ:訳
ロボット工学好きの15 歳のヨンジェと、
小児麻痺で車椅子に乗る17歳の姉ウネと、
姉妹の母ボギョン。
親子であり女3人の家族の物語。
その舞台が近未来で、
競馬の騎手にヒューマノイドを使うくらいに
科学が進化している世界、という感覚で読むのがいいと思います。
(なので、SF的な設定はふわふわしている。
ヒューマノイドの仕組みや存在価値もふわふわしている)
夫である消防士が突然亡くなってしまい、
女ひとりで娘二人を育てなければならなくなった母、
家庭の財政的に義足が付けられない姉、
母と姉と家庭の状況を受け入れて
諦めることに慣れきってしまった妹。
それぞれ辛いものを抱えているし、
それぞれ強い心を持っているのに、
すれ違う親子3人の真摯な生き方は胸にくる。
ヨンジェと強引に友達になるジスが、
これまた、すごく良い存在。
良い物語でした。
とはいえ、まあ、SFではないです(しつこい)。
チョン・ソンラン
カン・バンファ:訳
ロボット工学好きの15 歳のヨンジェと、
小児麻痺で車椅子に乗る17歳の姉ウネと、
姉妹の母ボギョン。
親子であり女3人の家族の物語。
その舞台が近未来で、
競馬の騎手にヒューマノイドを使うくらいに
科学が進化している世界、という感覚で読むのがいいと思います。
(なので、SF的な設定はふわふわしている。
ヒューマノイドの仕組みや存在価値もふわふわしている)
夫である消防士が突然亡くなってしまい、
女ひとりで娘二人を育てなければならなくなった母、
家庭の財政的に義足が付けられない姉、
母と姉と家庭の状況を受け入れて
諦めることに慣れきってしまった妹。
それぞれ辛いものを抱えているし、
それぞれ強い心を持っているのに、
すれ違う親子3人の真摯な生き方は胸にくる。
ヨンジェと強引に友達になるジスが、
これまた、すごく良い存在。
良い物語でした。
とはいえ、まあ、SFではないです(しつこい)。