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1日に数時間しか眠らないことで知られている世界の指導者は多い。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領やマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)英元首相などはそのいい例だ。
■レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)
まずは何世紀も前に生きていた歴史上の人物の睡眠について紹介する。その人物とは、絵画「モナリザ(Mona Lisa)」やウィトルウィウス的人体図(Vitruvian Man)の他、ヘリコプターのプロトタイプを考案したルネサンス期の天才、レオナルド・ダビンチだ。
ダビンチは、実りある人生を生きるために、どこから活力を得ていたのだろうか。もちろん、「ウーベルマン(Uberman)」睡眠サイクルからだろう。ダビンチは1日の生産性を上げるため、一般人のように毎晩まとまった睡眠を取るのではなく、4時間ごとに20分ほどの昼寝をしていたと言われている。
■マライア・キャリー(Mariah Carey )
睡眠時間が短いサッチャー氏やトランプ氏と正反対に位置するのは、米歌手マライア・キャリーさんだ。ハイトーンの歌声を保護するため、コンサート前は部屋にたくさんの加湿器を持ち込み、15時間の睡眠をとると言われている。本人は、「ベッドの周りに20個の加湿器を置く」と話している。
■マイケル・フェルプス(Michael Phelps )
五輪史上最多のメダルを獲得した元競泳のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)さんは、1日8000~1万カロリーを摂取する食事療法で知られているが、眠りについてもこだわりがある。高度8500~9000フィート(約2600~2700メートル)の高地で眠っているような状況を再現する「高地睡眠トレーニング」を取り入れているのだ。
これによって、寝ている間もトレーニングしているのと同じ状態となる。この睡眠法により競泳選手としての能力が鍛えられたのは言うまでもないだろう。
タイガー・ウッズさんもこの睡眠法を取り入れているという。
■トム・クルーズ(Tom Cruise)
映画『ミッション:インポッシブル(Mission Impossible)』などの代表作がある人気俳優トム・クルーズさんは、いびきがひどいと言われている。このため周囲に気兼ねすることなくぐっすり眠るため「snoratorium(いびきの部屋)」と名付けた防音ルームを作った。
いびきの部屋に入ったことがある人は、「いびきの部屋では、閉じられたドアの向こう側の音は全く聞こえない。非常に小さく、快適で、真っ暗な空間だ」と語っている。
■イーロン・マスク(Elon Musk)
大富豪の起業家、イーロン・マスク氏にとって、今年は試練の年だ。常識外の軌道を辿るマスク氏の思考回路が、自身のビジネスにも反映されてしまっているのだ。今年初めに行われた米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)とのインタビューでは、週120時間働いていて、眠るために睡眠導入剤「ゾルピデム(Zolpidem、商品名アンビエン)」を摂取していることを明らかにしている。
■チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens)
ディケンズは不眠症を治すため、頭を北向きにして眠る「治療法」を取り入れていたと言われている。ビクトリア時代の英国では、体の向きを地球の磁気と平行にすることで、健康が促進されると一般的に信じられていた。ディケンズもこれを信じていて、執筆時も体を北に向けていたとされる。
■エミリー・ブロンテ(Emily Bronte)
19世紀の英小説家の多くが不眠症で悩んでいたのは明らかだが、睡眠不足を解消する変わった方法には事欠かなかった。「嵐が丘(Wuthering Heights)」の著者エイミー・ブロンテは、一番の不眠症解消法は、疲れるまで円を描いて歩き続けることだと考えていた。