https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181027-00000009-pseven-bus_all&p=4 略
しかも、屋内の喫煙所では“喫煙所内格差”も起きている。
「各所の屋内喫煙所では、加熱式ユーザーが空気の入れ替えが多い入口付近の落ち着かない場所に固まっている光景をよく目にする。理由を聞くと、『紙巻きたばこの煙のニオイが嫌だから』と話す人が多い。せっかく紙巻きから加熱式に切り替えてリスクを低減しているのに、狭い喫煙所で紙巻きたばこの煙にさらされていては意味がない」(たばこメーカー社員)
このままでは紙巻きたばこの被害低減(ハーム・リダクション)を目的に、代替品として加熱式たばこを開発したメーカーの自助努力が報われないばかりか、紙巻きから加熱式へのシフトも思うように進まない可能性がある。
そのため、PMでは、「今までオフィスや飲食店などで紙巻きユーザーを対象に作られてきた喫煙室を、『加熱式専用ルームにしませんか?』という提案を継続的に行い、すでに全国で1万か所以上に変えていただいた」(PM日本法人の広報担当者)と話す。
国や都の規制強化がますます進んでいけば、喫煙所を撤去して屋内全面禁煙にしようという施設が増える恐れもある。かといって、屋外でも環境美化条例によって路上禁煙にしている自治体は数多い。
「結局、加熱式たばこもどこで吸えばいいのかという不満が広がってくると、普及はなかなか進んでいかない」(