散歩者goo 

タイトルのgooは、同名のHPやブログと区別の為付けてます。HPの「散歩者」はこのブログ筆者の私とは全く無関係です。

昨日記140406日 (芦屋市立美術館:トーク「まっちゃんとホリオのよもやま話」)

2014年04月07日 16時26分12秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
昨日は、芦屋市立美術館で行われた、トーク「まっちゃんとホリオのよもやま話」に参加した。
芦屋市立美術館へは、ギャラリー時代に何度も行ったが、その後はほとんど行っていない。駅から美術館への道も忘れ、ネットで予め検索してから行った。

20分ほど遅刻して会場に入った。
題名の通り、掛け合い漫才のような、二人のトークが続いた。
その中に、キラキラと様々な貴重なエピソードが語られた。
吉原治郎さんの話や、堀尾さんが、白地を窪ませた作品を作るきっかけとなった話しや、コンクールに出した話や、自信をつけて作品発表し始めた事や、その他貴重な話が聞けた。
松谷さんもフランスでの生活の話も面白かった。
また、グッケンハイム美術館でのパーフォーマンスの記録の上映もあった。

その後、美術館の中庭で二人のパーフォーマンスがあり、堀尾さんは新聞紙に象を掻き、松谷さんは大きな白のシートにハナの文字を皆で描くパフォーマンスがあった。
大きな文字の中を皆で刷毛を使い、のりで塗りつぶした。
堀尾さんの描いた象の絵は、美術館の壁面に吊るし、そこから象の鼻にあたる部分から幅0.5mぐらいの大きなロールに折り巻かれた黒のゴミ袋を長くしたようなチューブを白のシートのハナの文字のところまで伸ばしカットした。
象さんの鼻のところからチューブに送風機で風を送った。
チューブはふくらみ、伸ばした鼻の先から風が出た。
しかし、当日向かい風が強く象さんの鼻からの風は打ち消された。
本来、鼻の先に紙ふぶきを撒き、シートに書かれた文字の上に紙ふぶきが、桜の花吹雪のように舞い上がる予定であったようだ。
しかしうまく行かなかったので、堀尾さんたちが花咲爺さんよろしく、紙吹雪を撒いてパフォーマンスを終えた。
楽しいパフォーマンスであった。

その後の片付けも、皆で協力してやった。
紙吹雪も、大変な作業だったが一つずつてで拾い集めた。
送風機を使って吹き寄せたり、テープを使って引っ付けたり、熊手を使ったりと効率化も図ったが、どうやら熊手がよさそうだった。
芝生でなければ、送風機で吹き寄せるのも効果的かもしれない。
私が昔、公園で落ち葉掻きの仕事をしていたとき、やはり送風機より熊手が一番効率的だったことを思い出した。

帰りは知り合いの人と、現代美術の話題を話しながら阪神芦屋の駅まで行ったが、彼はその後、BBプラザで行われている堀尾貞治展に行くということで、分かれた。
彼は、手に荷物を持っていたので、BBプラザでのパフォーマンスの道具かもしれないと思ったりした。

今回のパフォーマンスで、TVカメラがはいっていたが、てっきり美術館の今回のトークとパフォーマンス記録用と思っていたら、民放TV局の撮影クルーだった。
そういうことを知らずに記念撮影するというので、堀尾さんのそばの前のほうに座ったが知っていたら,目立たないところに位置を取ったのにと悔やんだ。
コメント

昨日記140405土(田中先発 西天満・木内貴志氏ギャラリートーク<wks>)

2014年04月07日 12時43分51秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
晴/雨 12.2/5.1℃
朝TVを見ていて、ヤンキースでの田中の初先発の中継があったので、そのまま朝食の片付もせず見てしまった。(野球観戦に強い趣味は無いが、たまに見ることもある。)
1回2回と得点されたときは、これからズルズルと悪くなり、途中交代するのかとひやひやしたが、その後完璧に立て直し、勝利投手の権利を得て一安心。
やはり田中はすごい。

TVを見たり、SNSの記事にコメントを書いたりして、昨日記を書かないまま昼が過ぎてしまった。
レトルトカレーで簡単な昼食をとり、その後昨日記を書いた。

そのため、すっかり遅くなり夕方から西天満に出かけた。
天気予報では、雨ということで行こうかどうしようか迷ったが、雨は降っていなかったので、結局傘を持って出かけた。
途中大阪城公園を通ったが、大阪城公園入口の桜の前に満開になる、桜もどきのスモモは
完全に花を落とし、ソメイヨシノがほぼ満開で美しく咲いていた。
桜の木の下では、たくさんの花見客が陣取っていて、酒を酌み交わしていた。

西天満に近づいたおりには、小さな雨粒がポツポツと顔に当たり始めた。
ギャラリーを一つ見ると5時を回っていた。
結局この日の目的であった。wksで開催されていた、木内貴志氏のギャラリートークに参加した。
安河内宏法さんと木内貴志氏の対話形式で進められた。

私が木内氏の作品を始めてみたのは、神戸のアートビレッジセンターの選抜展だった。
放送禁止用語等の文字の作品で非常にとんがった姿勢を感じていた。
この日の話を聞いて、当時から現代作家を気取って追いつこうとしてやっていたという意味のことを、話していた。
政治的メッセージやとげは隠すようにしているという。

社会人になると、反体制的先鋭的なメッセージの発信は、様々な不利益や圧迫があり、はばかれるのが実情だ。
言論の自由はあっても、実質的な自己規制の原理が働いている。
日本社会では、会社や所属団体と個人は別で、一歩会社を出れば個人としてふるまうという習慣のある、成熟した西欧社会とは違う。
そこには、アジアと西欧の文化社会風土の違いも影響しているであるであろう。
企業や組織に所属して食べていくためには、反体制的メッセージを表現することには、大きなバイアスがかかっていることは間違いないであろう。
その意味では、能力があっても自由に面白い表現ができない人は多いのだろう。
コメント