緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

卒業式に招かれた

2008-03-16 11:43:24 | 日々の「ケア」

 先日、卒業式に参加してきました。

 私の、というわけではなく、認定看護師の(ちょっとした)実習を受け入れたので、案内が「看護部長宛てに」届いていたのでありました。
 看護部長から「行ってみる?」なーんて、軽く言われたので、私も軽く「行きます」とお返事をしたものの。
 
 これって、来賓ってことでして。
 来賓でセレモニーに参加した経験のない私は、現地に到着してでした。
 まず、来賓控え室に通されました。周りは「重鎮」らしき人々が談笑しておられました。私がお話できるお相手ではないことは勿論のことで、ひたすら出された紅白饅頭とお抹茶をいただいておりました。
 
 「ああ、場違いだわー」とつくづく思いました。

 会場でお隣に座っていらした来賓さんから声をかけていただいたので、思わず、「私、場違いです…」と話してしまいました。その来賓さんは、「みんなそう思っているわよ」と優しく声をかけてくれましたが…。
 来賓一人一人が紹介され、よく聞いていると、ほぼ、議員さん、看護部長さんばかりで、その方も看護部長さんでした。
 
 前夜に飲んだ下剤のおかげで式の間にお腹が痛くなるし、緊張するし、散々でしたー。

 式が終わったら草々に引き上げん!と思いましたが、実習にいらした認定看護師の卵さんに声をかけて…。
 その後はトイレにダッシュ!して、そして、そして、さっさと帰りました。

 
 認定看護師の卵さんは式で謝辞を読んでおられたのですが、この手のものって、聞いている私も、思わず涙がでそうになります。
 一応…、最近、自分の卒業式を終えたばかりですから…。共感できます。
 看護師の免許をとった後に、専門分野の勉強をし直すって、結構大変です。誰しも、専門分野の勉強を始めると、私って「こんなに知らないで看護をしていたのか」とがっかりしちゃうものです。
 慣れない施設に実習に行くのは、心身ともに疲れ果てますし。
 何より、自分の実践の成果が出せないともっと疲労しますし、「私はむいてないのではないか?」とつらくなります。

 つらさを乗り越えて、認定看護師の卵さんは、修了されたのですが、試験は5月だそうです。手放しにばんざーいの卒業式ではなかったのですね。

 ここでもう一度、エールを。
 「がんばれー!」

 「とほほ」な来賓でしたが、ご招待いただいたことに「ありがとう!」です。
 


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