緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

ストレス発散につきあう

2008-03-20 16:02:41 | ぼやき

 私は、普段は緩和ケア病棟で活動していることが多いのですが、最近、一般病棟へ出向いて患者さんをケアさせていただく機会が増えています。
 他施設から紹介されて入院している患者さんの中には、緩和ケア病棟での入院の方がふさわしいのではないかと思われる方もいらっしゃいます。しかし、緩和ケア病棟に入院が必要だと思われても、緩和ケア病棟にはいつも空いているベッドがあるわけではなく、一般病棟でケアを受けながら待っていただくことになります。
 このような患者さんが増えているので、私の出番も多くなっているのが現状です。

 それと同時に、一般病棟の医師とのやりとりも増えてきました。

 どこの病院でも同じだと思いますが、医師は無茶苦茶といってもいいくらい、ハードな業務をこなしています。
 口調、歩いている姿をみただけでも、「僕は忙しいんだ!」とアピールされているような気持ちになる医師もいます。
 そんな医師に限って、私は患者さんのケアを一緒にさせていただく機会が多く…。

 患者さんについての情報を提供したり、薬剤をお勧めしたり、面談を持っていただくように依頼したり、医師とのやりとりは患者さんのケアには欠かせません。

 が。
 そんなことは医師もわかっていると思うのですが、何しろ、彼らは忙しい。

 私も、忙しいということは了解しているので、話しかけるのも、院内のPHSで話すのも気を遣います。
 
 「あのー、先生~~」と声をかけると…。
 「今、僕は忙しい!」とそっけなく返答し、さっさと階上へ歩いていく…。

 PHSで、「今、お忙しいですよね」などと言ってしまうと、
 「忙しいです。」と返答。

 医師にお願いをする時には、必ず、「今、時間は大丈夫ですか?」と確認するようにしております。その返答が「だめです」と一言のみ帰って来ると、私は、何だか寂しくて、つらくなっちゃいます。

 おまけに先日は、前医からの紹介の形が気に入らないと声を荒げられ、場面が何だか緊迫…。
 でも、私には如何ともしがたいことだったので、私は医師にいいました。
 「先生、それは私には如何ともしがたいことだわ…。」
 困り果てました。

 そこで、その医師は私にいいました。
 「うん、わかってる。これは、八つ当たりや。でも、言いたいねん。」

 おいおい…、八つ当たりかよぅ

 この場面、ネガティブな私にはとてもつらくてつらくて仕方なかった…。

 でも、私には「じゃ、私にできることは何?」と尋ねることと、ただただ、それを聴き続けることしかできませんでした。

 これで、私の精一杯じゃん。八つ当たりされるってことは、医師が八つ当たりできると思ってくれている、聴いてくれると思っている。話したらちょっとはすっきりしてもらえる…。
 そう、自分に「おりゃーーー」っと言い聞かせて。

 今、私はこんな場面に遭遇することが多いので、自分なりの対処を考えています。
 それは、医師の素っ気無さになれること!いちいち、凹まないようにすること!そのためには、そんな医師たちとかかわり続けるしかない、そう思っています。

 やるべきことはやらないといけませんから。そのためには、医師たちのストレス発散も必要です。

 でも、時々、言い返したくなります。言いませんけど、言い返したくなります。

 「あのな、私やって、暇やないねん!!!」



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