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人の話を聴く時、特に、話の内容が陰性感情が含まれている時には、なるべく、自分の価値や判断を相手に押し付けることにならないように気をつけています。
患者さんやご家族の話を聴いていて、「うまく聴けたなー」と思えるのは、実のところ、私はとても少ないのが現状です。
もともと、私は「自分は本当に、つらい状況にある人の話しをちゃんと聴けていたのだろうか?」という疑問を持っていました。
それは、「患者さんやご家族は、話したいと思うことをちゃんと、伝えることができていたのだろうか?」という疑問です。
今のポジションでさまざまな方の介入をさせていただくようになったのは、少なくとも以前(若かりし日々に比べて、ってことかなー)に比べると、話を聴けるようになったから、というところが大きいと思っています。
話をしていただくべき人の状況が困難であれば困難であるほど、そして、信頼関係がうまく築けていなかったりすればするほど、話を聴くときには、緊張しますし、その分、話を聴いている間、自分のことばかりを考えてしまいます。
そして、挙句の果てには、せっかく話をしていただいた内容が記憶に残らず、スルーしてしまうこともあるくらいです。
おそらく、こういった態度は、話して下さっている人には大なり小なり、伝わっていると思われます。
話をしてくださる人が、
「話を聴いてもらえた」
「話をできてよかった」
「話をしたら、気持ちがすっきりした」
そんな話の聴き方ができるように、まだまだ鍛錬したいと思います。
その極意は、相手からも、自分からも逃げないこと、でしょうか。
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