森まゆみ著。集英社。 分厚い、350頁もある!
昨夜から読み続け、やっと今 終えることができた~~~。
与謝野晶子、宮本百合子、林芙美子の 80 100年前のシベリア鉄道旅の記録を検証する 森さんの旅行記録。
共に旅した気分に浸りました。
私も昔 シベリア鉄道乗車に憧れた。 映画ドクトル・ジバゴの世界。
森さんはモスクワから更にポーランド→ベルリン→パリと汽車旅。
パリの3女史の印象の違いを 到着の月の違いだ~~と。
同感。
「ああ皐月仏蘭西の野は火の色す
君もコクリコわれもコクリコ」
五月のパリに着いた晶子は歌いあげている。
11月のパリに着いた芙美子は暗い空に文句をいう。しかし一年も滞在している~~~。
晶子のコクリコの歌は高校生の私に衝撃を与えた! 夫を追っ掛け ヨーロッパまで一人でかける情熱の歌人! と、若い私は思ったが~~~。
晶子も芙美子も百合子も自己愛の人なのね、と思う。
まっいいのですが。
それにしても~~~森さんは どうして離婚してしまったの?
貴女の生きる姿勢を応援している積もりの私には ふに落ちないことなのです。
あ~~お腹すいた~~土用丑の日も近い~~~吉塚うなぎに行きましょう~~~。