2~3日前に書きましたように、ニコに少しアレルギーっぽい症状が出て、しきりに掻いたり皮膚が赤くなっていたりした件、
小麦を使った食品を一切止めてから新しく痒みや赤みが出ることがなくなりました。
「パンもパスタももう食べちゃダメなんだよ。クスン。」
しょうがないでしょう。カイカイが出るとニコだって嫌でしょ?
「じゃあ、白いごはんくれる?白いごはんとお肉?」
はいはい。白いごはんはたまにあげようね。
さて、ニコは今までパンでもパスタでもうどんでも全然平気だったのですが、もうすぐ10歳という今になってこんな症状が顔を出しました。
素人の推測なんですが、多分こういうことも関係してるんじゃないかなあと思っているのがこちら。
旧ブログの古い記事「脂肪のおはなし2」
ひまわり油、紅花油、ごま油、大豆油、コーン油など、一般的によく使われるオイルに多く含まれるリノール酸(オメガ6脂肪酸の一種)
リノール酸は人でも犬でも体内でガンマリノレン酸という別の脂肪酸に変換されます。
ガンマリノレン酸は免疫機能の維持、皮膚の健康、アレルギー反応の調整のために大切な役割を果たします。
ところがリノール酸をガンマリノレン酸に変換する能力は年齢とともに低下していきます。
リノール酸が、変換されずにリノール酸のままで体内に多く入りすぎると、アレルギー反応を促進させる働きがあります。
うちではニコニヤの食餌も含めて料理に使う油はキャノーラ油かオリーブ油なのでリノール酸をそんなにたくさん摂っているとは思わないのですが、
ニコも年齢とともにリノール酸の変換能力が落ちてきていると思われるので気をつけるに越したことはないですね。
アレルギー反応を調整するのに働くガンマリノレン酸が含まれる食品というのはほとんど無くて、薬用ハーブとして使われるボラージや月見草のオイルに含まれます。
また、もうひとつアレルギー反応を抑える役目をするのはオメガ3脂肪酸。代表的なものはアルファリノレン酸、DHA、EPA。
アルファリノレン酸は亜麻仁油、シソ油、エゴマ油に含まれます。よくアトピーに効果があるといわれるオイル類ですね。
DHAとEPAは魚の油ですね。人間はアルファリノレン酸を体内でEPAに変換できるのですが、犬の場合は変換できない個体が多いので
最初からEPAの形で含まれているフィッシュオイルの方が効率が良いですね。(猫の場合はほぼ100%変換できないそうです。)
「おとーさん、背中かいて。で、おかーさん、小麦の話は?」
小麦の話も旧ブログに書いたことの復習になるんですが。
「穀類とグルテンとニコニヤ」
小麦にアレルギー反応を示す犬は多いのですが、その一番の原因と思われるのは小麦に含まれるグルテン。
これはうどんやパンにもっちり感を与えている成分で、言ってみれば小麦の旨さの元でもあるんですが、犬は基本的にグルテンを消化するための酵素を持っていません。
だから小麦を摂取することで、アレルギー反応が出たり、お腹を下す不耐性の症状が出たりすることがあります。
また、以前にコメント欄でご指摘いただいたのですが、昨今の遺伝子組み換え小麦は従来のものに比べてグルテン含有量が多くなっているため、犬だけでなく人間でもグルテン不耐性の人が増えていますね。
「ふーん。あたしももうパンとかもらえないの? あ、おとーさんありがとね。」
うん、ニコにあげないものはニヤにもあげない。君だってもういい年だしね。
ニコのカイカイ発生で思い出した、過去記事の復習でした。
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小麦を使った食品を一切止めてから新しく痒みや赤みが出ることがなくなりました。
「パンもパスタももう食べちゃダメなんだよ。クスン。」
しょうがないでしょう。カイカイが出るとニコだって嫌でしょ?
「じゃあ、白いごはんくれる?白いごはんとお肉?」
はいはい。白いごはんはたまにあげようね。
さて、ニコは今までパンでもパスタでもうどんでも全然平気だったのですが、もうすぐ10歳という今になってこんな症状が顔を出しました。
素人の推測なんですが、多分こういうことも関係してるんじゃないかなあと思っているのがこちら。
旧ブログの古い記事「脂肪のおはなし2」
ひまわり油、紅花油、ごま油、大豆油、コーン油など、一般的によく使われるオイルに多く含まれるリノール酸(オメガ6脂肪酸の一種)
リノール酸は人でも犬でも体内でガンマリノレン酸という別の脂肪酸に変換されます。
ガンマリノレン酸は免疫機能の維持、皮膚の健康、アレルギー反応の調整のために大切な役割を果たします。
ところがリノール酸をガンマリノレン酸に変換する能力は年齢とともに低下していきます。
リノール酸が、変換されずにリノール酸のままで体内に多く入りすぎると、アレルギー反応を促進させる働きがあります。
うちではニコニヤの食餌も含めて料理に使う油はキャノーラ油かオリーブ油なのでリノール酸をそんなにたくさん摂っているとは思わないのですが、
ニコも年齢とともにリノール酸の変換能力が落ちてきていると思われるので気をつけるに越したことはないですね。
アレルギー反応を調整するのに働くガンマリノレン酸が含まれる食品というのはほとんど無くて、薬用ハーブとして使われるボラージや月見草のオイルに含まれます。
また、もうひとつアレルギー反応を抑える役目をするのはオメガ3脂肪酸。代表的なものはアルファリノレン酸、DHA、EPA。
アルファリノレン酸は亜麻仁油、シソ油、エゴマ油に含まれます。よくアトピーに効果があるといわれるオイル類ですね。
DHAとEPAは魚の油ですね。人間はアルファリノレン酸を体内でEPAに変換できるのですが、犬の場合は変換できない個体が多いので
最初からEPAの形で含まれているフィッシュオイルの方が効率が良いですね。(猫の場合はほぼ100%変換できないそうです。)
「おとーさん、背中かいて。で、おかーさん、小麦の話は?」
小麦の話も旧ブログに書いたことの復習になるんですが。
「穀類とグルテンとニコニヤ」
小麦にアレルギー反応を示す犬は多いのですが、その一番の原因と思われるのは小麦に含まれるグルテン。
これはうどんやパンにもっちり感を与えている成分で、言ってみれば小麦の旨さの元でもあるんですが、犬は基本的にグルテンを消化するための酵素を持っていません。
だから小麦を摂取することで、アレルギー反応が出たり、お腹を下す不耐性の症状が出たりすることがあります。
また、以前にコメント欄でご指摘いただいたのですが、昨今の遺伝子組み換え小麦は従来のものに比べてグルテン含有量が多くなっているため、犬だけでなく人間でもグルテン不耐性の人が増えていますね。
「ふーん。あたしももうパンとかもらえないの? あ、おとーさんありがとね。」
うん、ニコにあげないものはニヤにもあげない。君だってもういい年だしね。
ニコのカイカイ発生で思い出した、過去記事の復習でした。
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