SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

犬猫2万3千匹

2015-09-29 01:03:35 | まじめな話
あちこちで取り上げられているので、もう既にご存知の方も多いかと思いますが
朝日新聞に発表された、同紙とAERAの調査の結果です。

2014年度に国内で販売されるなどして流通した犬猫の数は約75万匹。
その約3%にあたる2万3,000匹余りが流通過程で命を落としていたというもの。

ニュースはこちら

2013年9月に施行された改正動物愛護法で、販売業者に報告届出書の提出が義務付けられた結果明らかになった数字です。
届出書が義務付けられる以前は流通の実数は把握されていなかったとのこと。
2009年に環境省は販売業者へ行った調査から、流通過程で命を落とす犬は約450匹、猫は約240匹と推計。
現実はもうびっくりするくらい大きくかけ離れた数字だったということですね。

流通過程というのは繁殖から小売までの過程を指すので、ペットショップに卸される動物の繁殖現場
=パピーミルを考えれば、死亡推定数犬猫合計で700匹足らずなんてお気楽な数字が出るわけないと思いますよね。

あらゆるレベルでがっくり来るニュースだけど、改善するためには実際の数字がわかっていなくては始まらない。
まずは現実を把握するための数字が出てきたことを前進としましょう。


「おかーさんどうしたの?」「もっと怒らないの?」

もちろん腹が立つなんてもんじゃないけれど、怒って頭を熱くしたところで、何もいいことはないからね。

ちなみに死亡した動物の死因については報告義務はないそうです。
私の勝手な推測ですが、多分実際の死亡数はもっと多いような気がする。

でも、こうして死亡数が把握されることで、8週齢規制や繁殖条件の規制、生体販売の改善につなげていけるなら
頭を冷たく保って、見ておかなくてはいけませんね。COOL HEAD, WARM HEART でね。



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コメント (4)
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