SMILES@LA

シェルターからやってきたミックス犬のニコとデカピンのニヤ。どちらの名前もSMILEの犬姉妹の思い出を綴ります。

ユッカちゃん

2015-06-23 23:58:41 | 食餌・健康
昨日は睡魔の奴に襲われて書けなかったニコニヤのごはんのお話。

テーマはユッカ。

「ユッカ?これ?」

そう、これ。この毛のない海老芋みたいなの。
名前を聞くと思わずちゃん付けで呼びたくなる感じ。ユッカちゃん♪

これね、うちの辺りのスーパーマーケットならたいていどこでも売っている身近な野菜なんです。
でも日本でユッカと言うと、こちらの方が「ああ、あれ」と思われるかもしれません。

青年の木ユッカ4号陶器鉢植え 【観葉植物】
花のギフト社



南カリフォルニアの自然の多いところに行くと必ず見かける巨大な多肉植物、それがユッカです。
鉢植えの観葉植物と同じものなのですが、もっとズーッとワイルドな風情。

(photo by beglib )
私の背丈よりも大きいのもザラにあります。

最初にニコが見つめてた海老芋みたいなのは、この巨大ユッカの根っこの部分。やっぱり芋ですね。


「前置きが長すぎ~。早くユッカちゃん食べたい~。」

はいはい。皮を剥いて一口大に切ってヒタヒタのお水をいれて火にかけます。

切るとこんな風です。やっぱりヌメリのない里芋という感じ。

さて、このユッカちゃん、たいへん栄養豊富な食べ物です。
ビタミンC、B群、βカロテン、タンパク質、カルシウム、鉄、マグネシウムその他のミネラルを含みます。

ニコニヤの食餌に小麦を使うのを止めてから(ニコがちょっとアレルギーっぽくなったので)
芋類を使うことが多くなったのですが、バリエーションのひとつとしてユッカを使ってみました、

ユッカの魅力はこの豊富な栄養ももちろんなのですが、もう一つ、これも豊富に含まれるサポニンです。
サポニンは大豆や小豆に多く含まれることで知られていますが、ユッカのサポニンの薬効は抜群だそうです。
抗炎症作用や抗腫瘍作用があり、特に関節炎に顕著な効果が見られるとか。


「でもそんなこと言っても日本であんまり売ってないじゃない?」

そうなんだよ~。ハーブ専門店の薬局グローバさんでも扱ってなくて残念。

でも犬猫用のハーブチンキでユッカがブレンドされたものがあります。
関節をサポート アルファルファ・ユッカブレンド アニマルエッセンシャルズ 29.5ml
アニマルエッセンシャルズ


↑これはグリーンドッグさんでも購入できます。

ただしユッカは長期間続けて使用すると小腸で脂溶性ビタミン(ビタミンDなど)の吸収を妨げるおそれがあります。
このハーブチンキにはリコリスも含まれていますので、5日摂ったら2日休むのサイクルで2週間以上は続けて摂取しないようにします。
2週間摂ったら2週間くらい休んでまた再開です。

関節炎というとグルコサミンが一般的ですが、ハーブでのサポートも有効です。

そしてこちらがユッカを使ったニコニヤまんま。

圧力鍋で茹でて骨ごとぶつ切りにした鶏もも肉と右側の透き通った感じのが茹でたユッカです。
奥に見えているのはイチジク。上に振りかけてあるのはネトル。

ユッカを茹でるとサポニンの働きで泡がたくさん出ます。
柔らかくなった後、火を止めてそのまま冷ましておくと水分は粘りが強くなり
ユッカのまわりにまとわりつく感じになりました。
茹でたてはホクホクした感じ、冷めるとねっとりした食感で美味しいです。

あんまり馴染みのない食材で申し訳ないのですが、ハーブチンキで摂ることもできるので
関節炎でお悩みの方は選択肢のひとつとして覚えておかれても良いかと思います。


人気ブログランキングへ
「あたしもユッカちゃん気に入った♪」
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダメだ......。

2015-06-22 23:51:10 | ひとりごと
今日はごはんの話を書くつもりだったのですが、どうにも眠くて無理な感じです。

「すみまふぇ~ん。ふぁ~ぁ。」


「おやすみなさ......ぃ」

昨日のコメントのお返事もちょっとだけお待ちくださいませ。ごめんなさい。


人気ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダディの日

2015-06-21 23:53:22 | その他
《はじめに》
dog actuallyの新しい記事がアップされています。
「保護犬の最期を看取るフォスピス」
ASPCAが数年前に始めた(正確にいつなのか資料が見つからなかった)プログラム。フォスター+ホスピスでフォスピス。
よかったらご一読ください。貼り付けた動画のキンバリーちゃんの表情は必見。

**********************************

本日は父の日でした。(毎度ながら、時差のせいでまだ日曜日なんですよ。)

ニコニヤの名前でオットに贈ったカード。


まぶしいせいでニコもニヤも目が据わってる写真なんですけど(笑)

さてタイトルの「ダディの日」って言うのはもちろんニコニヤにとってはうちのオットがダディってのもありますが
ダディと言えばやっぱりダディですよね。はい。

こちら!

(via Facebook posted by CesarMillan on June 21st 2015)


シーザーさんが自身のサイトにアップしていた記事です。
Cesar's Way 「Daddy's Day」

「父の日というと、もちろん自分の父のことを思うし、二人の息子の父であることの喜びも感じる。
それと同時に、父という言葉を頭に浮かべると、16年間も僕の右腕だったダディのことを考えずにはいられない。
僕が出会った中で最高に素晴らしい驚くべき犬。僕はダディからとてもとても多くのことを学んだ。」

そして、いつものようにピットブルに関しての啓蒙の言葉が続きます。

「ダディもまた間違った認識をされている犬たちの一頭だった。
けれどまず最初に。ピットブルというのは犬種ではなくて、犬のタイプのことだ。
一般的にはアメリカンピットブルテリア、アメリカンスタフォードシャーテリア、スタフォードシャーブルテリア。
そして時にはアメリカンブルドッグとブルテリア(スタンダード、ミニチュア共に)を含むこともある。
そしてまた、これらの犬種のミックスもピットブルタイプと呼ばれる。」


アメリカンブルドッグやブルテリアもピットブルタイプに含むこともあるなんて知らなかった!

「つまりピットブルという一つの名前のもとに、サイズ、体型など様々なタイプの犬がひとまとめにされているんだ。
そしてその中のごくごく一部が問題を起こすと、ひとまとめにされた犬たち全部が悪評を被ることになる。
”全てのピットブルは凶暴で人間を襲う”ってね。

しかし正確にはこんな風に言われるべきなんだ。
”凶暴で人間を襲う犬というのは存在する。なぜなら人間がそういう風に訓練したからだ”
凶暴性というのは犬から来るのではない。その出処は飼い主である人間だ。

あまり知られていないけれど、僕が引き取る前のダディは護衛犬として訓練されていた。
もしも僕がダディに襲撃のコマンドを出せば、彼は見事にその仕事をやってのけただろう。
もちろんそんなコマンドは出したことも出そうと思ったこともなかったけれど
その種の訓練を受けた犬というのは、襲撃できる可能性は持っているのだ。
それはピットブルに限らずビーグルだって同じこと。
言い換えれば、ピットブルが元来の危険な犬であるなんていう理由はないということだ。

父親は(もちろん母親も)子供をきちんと育て上げる義務がある。
何が正しくて何が間違っているか。立派な大人になるための基本的なスキルを身につけさせることなどだ。
犬を引き取ると決めたら、それと全く同じ責任が生じるんだ。
犬にルールと境界線をきちんと教え、しっかりしたリーダーとなり、バランスと落ち着きを与えてやる。

犬は犬種のことなど気にしない。犬は犬として生きたい、それだけだ。
犬としての生活を実現させてやれたなら、悪い犬種など存在しないと我々自身が悟るだろう。」



人気ブログランキングへ
「あたしはミニピンていう特別な犬種だけどね。」
「ニヤ全然お話理解してないね。」


あ、そうそう!最後に追記。
次男のカルヴィン君が自分のテレビ番組を持つそうですよ。
Nickelodeonという子供向けチャンネルの子供向けのショーらしいけれど詳細は来月に発表になるそうです。

こちらにちょっと写真も出てますけれどね。
お父さんよりも背が高くなって、おばちゃんも感慨深いよ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニコはやったよ!

2015-06-19 23:55:54 | アメリカ生活
今日の夕方、本格散歩にはまだ暑いのでニコのトイレ散歩にちょこっとだけうちの周りのブロックを歩いた時のこと。

「ふふふ~ん♪ ニコやったよ!強かったよ!」

やったよって呑気なこと言ってちゃダメだよ。
家から50mも離れていない辺りを歩いていたらニコと私が同時に前方に目が釘付けに。

こういうのがヒョコヒョコとその辺を歩いていたから。

これは以前に公園で撮ったコヨーテですけれどね。何しろトイレ散歩だからカメラも持ってなかったし。

えーっ!こんな家の近くに来ないでよーっ!
ニコは後ろ脚で立ち上がって興味津々。なんでよ、よその犬にはそんなことしないのに。
と思ったら、ニコが思いっきりバウッバウッと太い声で吠えて「え?そんな声出るんだ」とややビックリ。
コヨーテはこっちを見た後そそくさと逃げ出して、道端の茂みの中に飛び込みました。

ホッとしつつも、やっぱり道端のああいう茂みの中に潜んでることもあるんだなあと再認識。


「ニコもっと追いかけたかったよ~。」

コヨーテが立ち去った後、本来の目的だったニコの用足しが終わって家に戻ろうとしたら
ニコがコヨーテが居たところに行くと主張するので、しょうがないなあとちょっとだけ付き合いました。
思い切り匂いをスンスン嗅いで探索し、茂みの中に入りたそうにしてたのですが、さすがにそれはダメと帰って来ました。

ニコだけだったのでまだ落ち着いていられたけれど、ニヤがいたらコヨーテが逃げるより先に家に帰っていました。

ニコ、コヨーテって犬のお友達とは違うんだよ。ニヤなんて食べられちゃうかもしれないんだよ。

「えー!そうなの?ニヤが食べられるの?!」

でも今日のコヨーテはそんなにお腹空いてる感じじゃなかった。
以前に公園で草の間に伏せの姿勢でこっちを見てたコヨーテはもっと目がギラギラして
いかにもハンティング中という感じで、ニコも一瞬で背中が総毛立ちになって逃げ腰になっていました。

その後、近所ですれ違った人全員に「すぐそこにコヨーテが居たから気をつけて」と言って歩き
オットにも道端の茂みにはくれぐれも気をつけてと念を押しておきました。

でもコヨーテの歩いた後を嗅ぎまわるニコの姿はなかなか興味深かったです。


人気ブログランキングへ
「あたしは小さくてか弱いから心配」 へ!?
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アンガス君の思い出

2015-06-18 23:50:06 | 犬のおはなし
朝の散歩の時のこと。久しぶりにスコティッシュテリアのアンガス君と飼い主さんに会いました。

これは2007年のアンガス君。

「タータンチェックのカラーで王子様みたいだろ?」

ニコは3歳くらいまでの間に遊んだ犬以外とは遊んだりしなくなっちゃったんですが
アンガス君は大の仲良しだったので、スンスン匂いをかぎに行ったら「え?」という顔で固まりました。
私も「アンガス君、なんかちょっと雰囲気違うな。カットが違うからかな。」と思ったら、飼い主さんが
「この子はアンガスじゃないの。アンガスは去年の8月に亡くなってしまってね。
今年に入ってこの子、タビーを迎えたんですよ。」って。

アンガス君、ニコよりも年下だったのに。ガンだったそうです。ショックでした。
でもタビー君のおかげで、飼い主さんご夫婦の間にまた笑顔が戻ったとおっしゃっていました。

こちらも2007年の写真。ニコと追いかけっこする在りし日のアンガス君。

「アンガス遅いよーッ」「ニコちゃん待ってー。」


「疲れちゃった~。」「おかーさんお水ある?」

ニコも若いなあ。アンガス君は毎日お散歩には来ていたけれど他の犬と走り回ったのはこれが初めてだったんです。
飼い主さんご夫婦は「アンガスがあんなに走れるなんて知らなかった。」と驚かれていたものでした。

ニコと走る姿を見て、アンガス君は駆けっこが好きなんだと知った飼い主さんは積極的に他の犬と遊ばせ走らせるようにしていらっしゃいました。
ニコの追いかけっこが役に立つこともあったんだねえ。

タビー君もスプリンクラー直後の草の上を走り回ったらしく、コートがしっとりぬれていて、ところどころに草の切れっぱしをぶら下げていました。
他の犬とレスリングごっこもしたらしくて、アンガス君の正統な後継ぎとして立派に成長している様子。


「でもなんだかみんな会えなくなっちゃってつまらないよ。」

ホントにね。仲良くしてたお友達もずいぶん減ってしまって寂しいよね。


「引っ越しちゃったり天国に行ってしまったり......。」

ニコもニヤも元気で、みんながビックリするくらい長生きしてちょうだいね。


「うん。ニコがんばる。」

うん、おかーさんもがんばるよ。



人気ブログランキングへ
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする