今日は、三浦命助の碑と彼の業績を記した顕彰の看板を紹介しておきます。
これは、しばらく前に書きましたが、東北の震災の被害を実地に見るために出かけたときに写したものです。
なかなか写真が出て来なくて遅くなりましたが、釜石のわずかに北にある鵜住居というところから、遠野に向かって西に約10km入った栗林というところの道路わきにあります。ここからさらに西へ10kmほど行くと、旧橋野御料地だった山地になります。
三浦命助については、『日本思想大系58 民衆運動の思想』(岩波書店)の中に、東北の3閉伊郡の一揆のことを述べた「露顕状」と、下の写真にもありますが、一揆の首謀者として捕らえられた際に書いた「獄中記」が収められています。
私がこれを知ったのは、1970年頃、江村栄一先生が「日本経済史」の授業で紹介されたからでした。上記の2文献を読み、驚きました。みなさんもぜひどうぞ。
先生は自由民権運動の研究を専門とされていて、授業の時のある出来事から覚えていただいて、爾来、お世話になりました。
この時以降ずっと気にとめていたものの、約40年してようやく三浦命助の縁の地を踏むことができたのでした。
今日は、短いですがここまでです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます