神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.306 広域強盗

2024-10-17 23:07:21 | 余録
(1)きょうも「広域強盗」のニュースが報じられていました。
 こんなにあちこちで被害に遭い、殺人事件にまでなっているのを知ると、あるいは我が家にかかってきたあの電話もこれと関連があるのではないかと思ってしまいます。
 
(2)実は、先週、「家の外の排水溝の清掃」のセールス電話がありました。家のことは前からお願いしている業者がありますから、すぐに「いりません」といって切りましたが、この電話があったことを、先日の防災訓練の折に自治会の会長さんに話すと、つぎのようなことを話してくれました。
 「外の排水溝というけど、パイプは家の中につながっているから、家の中を見たがって入りこんできます。そうして、家の構造や家族のようすを探るんです・・・。入れなくてよかったかもしれません。」
 恐いですねぇ。

(3)サギメールに関しては、私がメールを使って買い物〔取り引き〕をするのは、古書くらいです。ですから、自分に心当たりがなくてカネがからむ要件はすべてサギなので、相手にしなければすみます。
 ですから、イオン銀行とか労働金庫と名乗って、「カードの残高不足なので、このままでは取引停止になる・・・」というような調子のものはすべて無視、即座に消去です。

(4)電話では、セールス〔押し売り〕や家の改装、投資・利殖などとわかれば、「いりません」、切手・電化製品などの不用品の買い取り・引き取りなら、「ありません」といって切ります。まずまあ、相手にしません。しかし、きょうはカミさんの方に「+」のついた電話番号、つまり外国発のものが入りました。ほんとうにしつこい。

    
     ずっと目の前にいたね・・・!

(5)あらぬ話になりましたが、いまは選挙です。
 「苛政はトラよりも猛し」ということがあります。これは、厳しい・ヒドイ政治は、庶民にとってはトラよりも怖いというような意味ですが、35年くらい経済学・財政学の講義してきたものとして、いまつくづく思うのは、戦後の自民党の政治は果たして国民にとって良い政治だったといえるだろうかということです。

(6)前にも書きましたが、そしていまもそうですが、選挙の前は平身低頭して国民のみなさまといってお願いをしますが、ひとたび当選すると、陳情に行ってもなかなか会えない、秘書にさえ会えない、そうして、議員は一兵卒として陣笠議員となって派閥の領袖の意向に従い、自民党は政治献金をくれる財界の意向を尊重し、日米関係重視でアメリカの方を向いています。
 沖縄の県民が、「基地はイヤだ」と何度いっても尊重せず、むしろ拡張して押し付けます。
 何回暴行事件があっても、その犯人を日本の法律で裁くことさえ思うようにはできません。
 国鉄を解体して民営化し、できたJRは、災害が起こるとそれをいいことにして、復興させずに地方路線を廃止して、足をきり縮めてきました。
 郵政を解体して競争にさらし、地方の人の生活に必要な唯一の金融機関を窮地に追い込みました。郵便料金の値上げなどはその象徴です。
 自由な働き方といって首切りしやすくしたり、不安定雇用を蔓延させました。

(7)もう、選挙政策でこういう事をいう人も政党は少なくなりました。でも、私は忘れません。
 自民党や自民党的体質はまさに今の日本人の体質です。その体質とは「自由」です。でも、その自由とは「資本の自由」です。ところが、「現在の資本の自由」はアダムスミスが唱えた「封建的束縛からの資本の自由」ではなく、「勤労者・国民を保護するために制度化したり規制してきたことに敵対する資本の自由」、つまり「新自由主義」です。これが、中曽根内閣に国鉄解体をやらせ、小泉内閣に郵政解体をやらせてきたのです。そして、それを国民が選挙で支持してきたのです。
 今度の選挙は、裏金・統一協会・軍事費増強…こういうことについてミソギとさせてよいかと問う選挙です。この間、与野党ともヒドイ議員がたくさん現われました。それを許してよいか、を問う選挙です。
 国民が変わらなければならない選挙だと思います。変わらなければの被害にあうだけ。
 〽おもいだしておくれ~

(8)きょうはコレクションを休んで、 きのうのカバさんをもう1枚載せましょう。
    
     いいですねえ!柔軟で。

(9)きょう、庭を見ていたらバッタ君が現われました。見たら私より老化していたのでびっくりしました。ちょっと信じられない変わりようですが、まだ足腰は大丈夫なようです。
    

 では、きょうはこの辺で。
   


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