富山きのこクラブの皆様
先週の日曜日、7月29日に”第26回きのこ観察会”が古洞のダムサイトで行われました。毎度皆様熱心ですっかり顔なじみのメンバー21人の参加でした。
今回は我々より先に変形菌(粘菌)の愛好家メンバー約50人が全国から古洞ダムに集結し橋屋さんに挨拶をすませて、既に観察会のスタートをしていました。
橋屋さんより「変形菌については皆様は知識が無いはずでメンバーに出会ったら遠慮なく質問攻めをしてみたら」とのアドバイスをうけ我々もスタートしました。
出発直後、何やら小さなシャベル、ルーペを持った富山きのこクラブメンバーよりかなり若く、更にインテリジェンスな顔つきの男女4~5人に出会い富山弁丸出しで質問を浴びせる風景であった。
前置きが長くなりましたが変形菌とは「変形体と呼ばれる栄養体が移動しつつ微生物などを摂食するという”動物的”性質を持ちながら、小型の子実体を形成し、胞子により繁殖するという植物的(あるいは菌類的)性質を合わせ持つ、特異な生物である。(粘菌)とのことです。きのことは別扱いのようです。
インターネットで「変形菌」とたたいて見てください。
さて古洞ダムでは夏のキノコ真っ盛りでベストワンは「ホホベニシロアシイグチ」、次テングダケの仲間、イグチの仲間に続きましたが、今回はサプライズが2つありました。
今年の1月28日に橋屋さんが宣言していた「部会観察会でのきのこ同定の休業宣言」が現実化した。替わって栗林さんに大活躍していただきました。
また今回「タマチョレイタケ」と栗林さんが同定したキノコ、私は、これは「ハチノスダケ」では?と言ったところ、橋屋さん曰く「実は従来ハチノスダケと言っていたものは、ほとんどが<タマチョレイ>に訂正された」とのことでした。更に帰宅して最近買った図鑑(新装版山渓フィルドブックス⑦きのこ)にはハチノスダケは掲載されずタマチョレイしか載っていませんでした。私的には大発見でした。
_/_/_/_/ 四ツ木丈司 _/_/_/_/
※ 武田先生から送っていただいた写真も合わせて掲載しました。
アリの冬虫夏草は当日同じ会場で会った全国粘菌グループの方の採集物だそうです。