富山きのこクラブの皆様へ
植物園の橋屋です。
毎日暑いですね。こんな暑さと乾燥では、きのこが出たくても出ればすぐにミイラになってしまいそう。
平地の夏は秋雨が降るまできのこは休みになります。
山に入ると夜には露が降りますので、ベニタケやチチタケの仲間が思ったより多数出ているのに驚くことがありますが、これもできれば谷や湿り気のある場所を探すと出会う機会も増えるかと思います。
さて、本日つくばの服部さんから菌類のレッドリスト「2007.08.06).pdf」をダウンロード が送られて来ました。
この中に含まれる富山県産の種類は、
絶滅危惧Ⅱ類
エリアシタンポタケ(かなあ?と思っているもの)
バカマツタケ(小杉で1回記録あり)
アカダマノオオタイマツ(岩瀬浜で1回記録あり)
準絶滅危惧
ニセマツタケ(富山で言う「さまつ」)
マツタケ
シロマツタケモドキ
情報不足
コウボウフデ(岩森さんや池田さんが採集)
トガリフカアミガサタケ(四ツ木さんが採集された)
クチキトサカタケ(中村さんらの採集標本がある)
シモコシ(海岸のクロマツ林や内陸のアカマツ林に発生)
キヌオオフクロタケ(植物園のプラタナスに1回発生)
クロカワ(有峰で記録)
ナガエノホコリタケ(栗林さんや伊藤さんが採集)
ウネミケシボウズタケ(栗林さんが採集)
ショウロ(氷見の海岸など)
が上がっています。
この他にも富山県で見つかりそうな種類がいくつもありますので、このリストの種類をちょっと気にしていただければと思います(絶滅種は小笠原諸島が多く、その他のランクでは冬虫夏草類が多い)
_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/