富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

からからの薬勝寺池

2007年08月13日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様
橋屋様

有峰まつりに行きたかったのですが都合がつかず残念でした。
乾ききった薬勝寺池では、あちらこちらにコナラの立ち枯れが見られ、更に木食い虫が猛威を奮い白い木屑が根元に大量に落ちています。
【カシノナガキクイムシの影響と思われます。これでコナラと菌根を作っていたきのこはほとんどが死滅してしまうものと思います。土の中の菌類相もがらっと変わってしまいますね。(橋屋)】

Cimg2504Cimg2507オオイチョウタケ、ムレオオイチョウタケ、または他ののものか区別がつけがたく悩んでおります。スギ林の腐葉土から発生、色は白く、柄は下が太くなり硬く、ひだは蜜でよく見ると枝も有るようです。
【悩ましい種類ですね。傘などがもう少し薄茶色~黄土色を帯びていればムレオオイチョウタケで決まりでしょうが、これにしては色が白過ぎます。ひょっとしたらムレオオイチョウタケのアルビノ(色素をつくる能力を失ったもの)かもしれませんね。ムレオオイチョウタケでしたら、少し嫌なにおいがするのも種の特徴ですので、確かめてください。(橋屋)】

Cimg2513Cimg2514その他シュタケ、アケボノハリタケとも違う不明種1個でした。
【ぱっと見にはヒイロタケでしょうが、柄がしっかりしているのも気になります。これは何から発生していたのでしょうか?ヒイロタケならよく倒木に沿って次々一列になって発生しているのを見かけます。またシュタケはブナ帯に発生し、ヒイロタケより管口がより大きい(それでも小さいですが)ので区別ができます。(橋屋)】

Cimg2392 別件で7月に前橋市の敷島公園(黒松が2700本ある広大な公園)に行ったときになにやら不明種、マゴジャクシの変形?
【クロマツの切り株ならマゴジャクシの幼菌(まだ傘が出来る前の姿)だと思います。ただ、マツ林にも広葉樹が混ざっていて、これを切った跡というのであればマンネンタケという可能性もあります。(橋屋)】

明日から立山の五色ガ原に登って涼んでくる予定です。

_/_/_/_/ 四ツ木 _/_/_/_/_/


残り物には福がある

2007年08月13日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
先日土曜日にあった有峰森林文化村祭の初日は、温室当番で涙を流しながら植物に水をやっていました。
そこでこの反動で昨日の日曜日に有峰に入りました。
一番の収穫は冷タ谷でキヌガサタケの仲間を採ったことです。ただ、種を判定する基準になる白いレースの下の縁が奇形だったため、種の確定が難しいのが残念でした。
また東谷では下のキャンプ場に入りましたが、ここも数年使われていないらしくササが繁茂していて、以前覚えていた枯れ木などに到達するのが困難でした。ただ入り口から少し入った右手の広場(近くに錆びたトタン屋根の小屋がある)で幹の半分が枯れた木を見ると、それがハルニレの木であることがわかりました。
残念ながらタモギタケやホシアンズタケの姿はありませんでしたが、今後行けば覗いてみる価値はありそうです。今回は種名のわからない硬質菌が一つ採れただけでした。
また林道の道端で何気なく出ていた真っ黒けのきのこを手にとると、これが虫のまったく入っていないハタケシメジだったり、本当に残り物には福がある的な一日でした。

_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠_/_/_/_/

伊藤さんがこのMLに出された1枚目の写真は非常に気になる姿をしていますね。
多分アセタケ属だろうとは思いますが、名前がつきそうな特徴的な姿ですが、図鑑の絵合わせではなかなか名前が出てきませんね。


有峰文化村祭

2007年08月11日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

林道の通行料がただなので…有峰に行ってきました。
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駐車場からゆっくりと歩いて45分、砥谷半島の展望台に到着します。ここから湖岸まで下って…半島を周回するコースは1時間半ほど。菌学会のフォーレの会場の一つになっています。
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今日の砥谷半島はからからに乾燥していて、きのこの姿は殆ど見ることができませんでした。有峰湖はほぼ満水の状態。カバイロツルタケ、チチタケ、アカカバイロタケ、変形菌2種ほか。
砥谷半島の駐車場で、車のドアを開けて読書をしている変なじいさんがいるなぁ…と思っていたら、岩森さんでした。岩森さんはキャンプ場周辺を探されたそうですが…こちらも収穫は無かったそうです。
朝10時の気温は地上で36℃でしたが、有峰は26℃…日中は30℃位にはなっていたのではと思います。

林道の無料通行券は、アルペン村手前のサークルKに沢山ありました。
今晩はチチタケを肴に冷えたビールをやりますV(^^)P
では。
_/_/_/_/久々に山へ出掛けた…伊藤でした_/_/_/_/


レッドリスト

2007年08月06日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
毎日暑いですね。こんな暑さと乾燥では、きのこが出たくても出ればすぐにミイラになってしまいそう。
平地の夏は秋雨が降るまできのこは休みになります。
山に入ると夜には露が降りますので、ベニタケやチチタケの仲間が思ったより多数出ているのに驚くことがありますが、これもできれば谷や湿り気のある場所を探すと出会う機会も増えるかと思います。

さて、本日つくばの服部さんから菌類のレッドリスト「2007.08.06).pdf」をダウンロード が送られて来ました。
この中に含まれる富山県産の種類は、
絶滅危惧Ⅱ類
エリアシタンポタケ(かなあ?と思っているもの)
バカマツタケ(小杉で1回記録あり)
アカダマノオオタイマツ(岩瀬浜で1回記録あり)

準絶滅危惧
ニセマツタケ(富山で言う「さまつ」)
マツタケ
シロマツタケモドキ

情報不足
コウボウフデ(岩森さんや池田さんが採集)
トガリフカアミガサタケ(四ツ木さんが採集された)
クチキトサカタケ(中村さんらの採集標本がある)
シモコシ(海岸のクロマツ林や内陸のアカマツ林に発生)
キヌオオフクロタケ(植物園のプラタナスに1回発生)
クロカワ(有峰で記録)
ナガエノホコリタケ(栗林さんや伊藤さんが採集)
ウネミケシボウズタケ(栗林さんが採集)
ショウロ(氷見の海岸など)

が上がっています。
この他にも富山県で見つかりそうな種類がいくつもありますので、このリストの種類をちょっと気にしていただければと思います(絶滅種は小笠原諸島が多く、その他のランクでは冬虫夏草類が多い)
_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/


町内バーベキュー

2007年08月05日 | 日記・エッセイ・コラム

今日も暑い…体温と同じくらいの気温か?
昼から、町内の青壮年会と児童クラブ合同のバーベキュー大会が行われた。これは、例年のキス釣り大会に替えて新しく企画されたものだ。
Dscn1976 Dscn1977 Dscn1966



思ったとおり子供が少ないが…もっと驚いたことは、最近の子供はバットの振り方を知らないのだ(いや…知らない子供ばかり集まったか?)。とにかく、炎天下で3角ベースボールが始まってしまった。
何のトラブルも無く、無事終了し、青壮年会の婦人部会も発足してしまった。はてさて、来年はどうなることやら…私的には、キス釣りの方が………。