Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

ローウェル・ジョージ

2010-01-16 | Rock
 今日はリトル・フィートのメンバーで亡くなったLowell George / thanks I'll eat it hereで1979年の作品。ニオン・パークの特徴的なジャケットには、マレーネ・ディートリッヒ、ディラン、カストロが仲良くピクニックしています。
言うまでもありませんが、大きく描かれているのが本人で、新弟子検査に来た人じゃないです。

ボズ・スキャッグスもやっていた「What do you want the girl to do」アン・ピーブルズの「I can't stand the rain」スタンダード「Cheek to cheek」など曲調もバリエーションに富んでいて、リトル・フィートとは違った面を見せています。

亡くならずに二枚目・三枚目を作っていたら、どんな物が出来あがったかと思うと残念です。バス・タブにはまって亡くなったんでしたっけ?







シャツはエクルー・ベースのロイヤル・オックスフォードに茶と青の格子。かなり昔のLuigi Borrelliでボタン・ホールもボタン付けもマシン。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒューイ・ピアノ・スミス / Heuy “Piano”Smith

2010-01-15 | Soul
 今日はニューオリンズのヒット・メドレーを演る時には欠かせないヒューイ・スミス。今まで取り上げた他のニューオリンズのミュージシャンの所でも書いたように、このヒューイ・スミスも他の土地では生まれ得ない音楽を聴かせてくれます。

タモリ倶楽部のオープニング曲ロイヤル・ティーンズの「ショート・ショーツ」を映像でなく音楽自体気お好きな方でしたら、きっとこの賑やかな世界を楽しめるかと思います。

以前、ドクター・ジョンがネヴィル・ブラザースと来日した時のアンコールの話を書いたと思いますが、そうした時ニューオリンズ・メドレーとして必ず演奏されるヒューイ・スミスの「Don't you just know it」などは、もちろん楽しそうに演っていた内の一曲に入っていました。



寒さは続きますが、少しづつ日が長くなって来たような感じがします。
晴れていると、日没前に雲の色が刻一刻と変化して、ピンク・茜色・グレー・各種ブルー等の色に染まります。フィレンツェのサンマルコ修道院フラ・アンジェリコ「受胎告知」の色遣いに似ていると我が家では言っていて、この時間帯の雲の色を特別な名前をつけて区別しています。



今回もタイ、ポケット・スクェアともにシルク。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャッキー・オペル

2010-01-14 | Others
 今日はジャメイカ録音のジャッキー・オペル。
昔のスタジオ・ワンの呑気で間延びしたような音の間を、誰に影響を受けたのかサム・クックみたいに聴こえたり、次の瞬間には崩れて原始的なソウル・シンガーという風情を見せたり、荒削りな歌なのですがそれ故の魅力を持っています。
CDで「The Best of Jackie Opel」というのもありますが、このLPとは重複がなく、一般にイメージするベスト盤とは大分趣きが違う内容になっています。



先日幼馴染みが、私にも福を呼んでやろうと言って三浦七福神巡りに誘ってくれました。
最初訪れた所こそそれらしい雰囲気だったものの、だんだんあやしくなって入口が自動ドアになったり、しまいには「○○天」と電飾看板みたいなのが設置されている所もあり、さすがにそれには皆でのけぞりましたが、妙にゴージャスな所有り、無人でセルフ有りでバリエーションも変化がついてすっかり堪能させていただきました。
神々は財務に宿る、でした。



タイ、ポケット・スクェアともにシルク。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スピナーズ

2010-01-13 | Soul
 今日は以前取り上げたジョン・エドワーズが参加した後のSpinners/Love trippin' 1980年の作品。
ニューヨークの録音ですが、まだ打ち込みが主流になる前だったのかアトランティック・レコードだからか数多くのミュージシャンがバックを支え、ポップなアレンジで楽しく聴かせます。
サム・クックの「Cupid」もストレートな表現で、ジョン・エドワーズの歌唱も快調と言ってよく聴きものの一つになっています。



つい先日日射しが春めいて来たと書いた途端に、寒波ですから油断なりません。
前回のバーズ・アイのスーツを着せていた時は、もう春物だなーなんて思いかけていましたが、そんな気分も簡単に萎えてしまいました。

二十代の頃は、デモンストレーションと前シーズンの物に飽きてくる気分も歩調を合わせて来るので、仕事柄寒い内から春物を着用しました。多分それで何回かは風邪をひいた事もあったに違いありません。

今では人がそんな早めに薄い物着ているのを見ると、「あぁなんて無謀な!風邪ひいちゃうよ」なんて余計な心配が先に立つ有様です。



タイはウール55%コットン30%シルク15%、ポケット・スクェアはシルク。
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Mathilde Santing

2010-01-12 | Others
 今日は本の背表紙以外モノクロみたいに見えていますが、スーツはバーズ・アイでタイは紺ベースのジャカード。
ジャカードといえば、その織機はパンチ・カードによって柄を打ち込んでいて、ズラズラと帯状のパンチ・カードを高い位置から吊るすので、その工房のある所は天井が他所に比べて高く、すぐ見分けがついたそうです。フランス・リヨン近郊のジャカールさんの出身地の話です。

今ではもちろんとっくに機械化されていますので、そんな悠長な事はないですが、昔輸入された機械が日本国内にも現存するそうです。



画像をモノクロっぽくしているアルバムは、1982年のマチルダ・サンティンのLP。クレジットを見るとオランダかドイツあたりの人でしょうか、名前もこの読み方でよいのか良く知りません。
「I've grown accustomed to her face」「You took advantage of me」「You go to my head」などのスタンダードに混じって、トッド・ラングレンが好きなのか「A dreams goes on forever」が収められていて、チープに聴こえる薄い音をバックに好きな世界を表現しているのだと思います。



遠目には単純なドットに見える紺ジャカード・タイ。ポケット・スクェアはハンドロールド・ヘムの麻。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カルトーラ / Cartola

2010-01-11 | Others
 今日は成人の日ということなので、ブラジルの人で二十歳過ぎにエスコーラ・ジ・サンバのチームの一つ「マンゲイラ」を創立したカルトーラです。LPジャケットの右に写っているのが奥さん。
カルトーラは1908年生まれで、1980年に亡くなっています。
いつか取り上げたジョアン・ジルベルトやエリゼッチ・カルドーゾとは違っても、これもまたサッカーだけでないブラジルです。



前回タイの選択で、無作為に選ぶ境地みたいな話を書きましたが、やはり選んだ物が偶然とは言え「良いなぁ」と思えないと寂しかったりします。ややこしくて度し難いですね。



このタイは英国製なのですが、それ以外どこで買ったか何のブランドだか、全く記憶にありません。でもきっとモアレのような地の織り、シンプルな色遣い、その辺のどれかを気になって買ったのだと思います。ポケット・スクェアはフランス製。
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンハッタンズ / Manhattans + Dress your tie

2010-01-10 | Soul
 今回はマンハッタンズ1980年のアルバム「After Midnight」。
この盤には大ヒット曲「Shining star」が入っていますが、他の曲も粒揃いで特に「Tired of the single life」という曲は、ジェラルド・アルストンのスムーズな声質と節回しが最大限に活かされ気に入っています。



今日午前中に日射しを受けたら、もう春先のような力強さがあって、そう遠くないうちに春がやって来るという心強さを感じました。もちろん朝晩はまだまだですし、その前に何回かの寒さをやり過ごさなければなりません。

スーツやジャケットにタイを合わせるのに、何気なく選んでその一本がハズレてなくて、しかも何本もの中から選びぬいたようにはピッタリしていないのが自分にとっては一つの理想的なイメージなのですが、現実はなかなかそう上手くいきません。実際に自分で着る場合、年に一回あったかどうか。

普段は、つい頭を働かして意識的に選んでしまいます。

今回のタイは、十年以上締めていないその辺に下がっていた一本ですが、それとはまた意味が違うのですね。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Bobby Whitlock

2010-01-09 | Rock
 今回はデレク&ザ・ドミノスにもいたボビー・ウィットロックのアルバム「Rock your sox off」を出して来たのですが、あまりにポップなLPジャケットに平衡を保とうとする意識が働いたのか、本体の合わせが大分落ち着いた感じになってしまいました。
この分野は友達の波平君の専門で、該博な知識と偏愛を持っていますので私の出る幕ではありませんが、一曲目はクラプトンとの共作「Why does love got to be so sad」。
そういえば、クラプトンが閉店を救ったロンドンの店はその後大丈夫なのでしょうか。



昨年の暮れに、初めてお目にかかった方で、服も音楽も好きという方に会いました。
やはりお好きな分野について豊富な知識も情熱も御有りで、そういう方とお話をするのは楽しいですね。

と同時に、私自身は数少ない同好の士に喜んでいただいているのかと、心もとない気もします。
そんな気持ちを見透かしたように、ナイスガイやすおう君が年賀状の中で「小ネタはヨソ様に通じているのか」と書いてくれたので、思わず天を仰いでそこからストレッチに移行してごまかしました。



タイはジャカード、シーアイランド・コットンのポケット・スクェア。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

the Soul Children

2010-01-08 | Soul
 今回はスタックス時代のソウル・チルドレン三枚目のアルバム「Genesis」で、タイの色から連想したものです。
プロデュースに、犯罪に巻き込まれる前のアル・ジャクソンの名前が確認できる以外にも、ドラムスにアルの他ハワード・グライムスの名もみえます。
後年、ジョニー・テイラーも歌う「Don't take my sunshine」や、逆にJTが歌っていた「Just the one(I've been looking for)」他、息詰まるくらい密度濃く作られていて、当時売れたのかなと考えてしまいます。



このジャケットは、買収される前の「Colombo」カシミヤを使った物で、構造的には何という事もないのですが、カラーからラペルにかけて古臭さを通り越して新しいんだか何だかという風情をたたえています。

画家アンリ・マティスの画集を見ると、こんな感じの雰囲気を持った服を着たマティスを見つけました。

二十年以上、それほど変化しない既製服を扱っていたので、クラシックの範疇で少しでも他と違う個性的な味わいを持った物を見ると、愛しいような感慨を覚えるのかも知れません。



グレーのギンガム・チェックBDシャツ。カシミヤのバリィコーン組織のタイ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Wes Montgomery + 木のいのち木のこころ

2010-01-07 | Jazz
 1995年に出た「サライ・インタビューブック黄金の時代」というのを パラパラ見ていたら、法隆寺薬師寺寺社番匠大工(宮大工棟梁)西岡常一 氏のインタビューを見つけて、読み終わるとすぐ もっと読みたくなって、新潮文庫「木のいのち木のこころ」を出して来ました。



この本は、繊維を扱う方々にも是非読んでいただきたい話が随所に散りばめられています。専門的な方にはいちいち腑に落ちる言葉があり、まだ経験をスタートされて日の浅い方にとっては将来きっと身になるであろう話で、またその時読み直したくなると思わせるような内容です。すぐに結びつき難いかも知れませんが。

具体的には、輸入した繊維を安定させたり、製品にする中間の工程でも休ませたりする事について、また繊維や生地の設計などに各々通底するような思想が、飛鳥時代に法隆寺などに携わった工人の知恵の中に息づいているだけでなく、自然観・経験の伝承などもっと普遍的な意味を持つ事柄についても示唆してくれているように感じます。

ちょっと硬い話になりましたが、画像のウェスは触れる必要もないくらい有名な盤ですね。



タイはウール60%、シルク40%、ポケット・スクェアもシルク・ウール。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

The Band

2010-01-06 | Rock
 今回はThe Band/Northern Lights, Southern Cross、1975年のアルバムです。この前年にはボブ・ディランとのコンサート・ツアー を行い、その模様は「Before the flood」というタイトルで出ています。
この頃メンバーは三十代前半なのに音は相当に成熟した感じに聴こえます。映画「ラスト・ワルツ」はここから数年後ですが、ルックスと相まってかなり大人に見えたものでした。



グレイトフル・デッドやイアン&シルヴィア、デラニー&ボニーも一緒に出てくる映画「フェスティバル・エクスプレス」の中で、酔ったリック・ダンコがジャニス・ジョプリンとベタベタするのを観てから折角のイメージが崩れた、と年末近くに話して笑わせてくれた人がありました。
私が観た時は人間臭くてうれしくなったので、大目に見てあげてという気持ちです。



カシミヤ・タイ、シルクのポケット・スクェア。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡ

2010-01-05 | Blues
 私共の住む辺りの今日の陽気は春先のようで、間違えて虫が出て来てしまったら、この後可哀そうだと思うくらいでした。
虫といえば、画家の熊田千佳慕さんが昨夏九十八歳で亡くなられたのを知ったのは、年末になってからでした。
百貨店での展覧会やテレビで取り上げられたりで、八十を過ぎてから忙しくなったと語ってらしたようです。



今日の一皿はインパクトのあるやつ第二弾で、サニー・ボーイの「Down and out blues」。このブログの第二回目にサニー・ボーイを取り上げさせてもらいましたが、さすがに二回目からこのLPジャケットというのもはばかられたので、日和って違うの出してしまいました。デザインは、ドン・ブロンスタイン。

サニー・ボーイが五十歳を過ぎて多分初めてと言っていいレコーディングに臨む時、以前の相棒だったロバート・ジュニア・ロックウッドはすでに南部からシカゴ周辺に移住した後で参加していませんでした。
このチェス/チェッカー時代の1955年の吹き込みで、初めて一緒にレコーディングします。
内容については言葉なんか及びませんので割愛。

このLPジャケットのモデルさん?は勿論知りませんが、この画像を撮っていたら、知らない間にLPジャケットが、中のおじさんみたいに寝そべっていました。不思議です。


 
少し広めのヘリンボーンのシャツ。カシミヤ・シルクのタイ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブッカ・ホワイト / Bukka White + 体型補正効果

2010-01-04 | Blues
 今年は暦の巡り合わせも良く、今日からゴミの回収も始まってありがたいと主婦のような事を考えていました。 
三が日も終わって、ここいらで目を覚まさないといけないと思い、視覚的にもインパクトのある一枚を出したいと思います。
この人はもちろん元総理ではなく、ブッカ・ホワイトというブルース・マンです。
画像のパーチマン・ファームというアルバムは1937~40年の録音が収められています。



この画像から顔や頭が大きい話は直球すぎて気がひけますが、有名な話なのでご容赦ください。

ウェル・ドレッサーとしても有名なケーリー・グラントは、当時の俳優の中では頭が大きいことでも知られていました。
しかし、少し前にゲイリー・クーパーの話でも取り上げましたように、仕立て屋さんの目によって補正効果が按配され、適度な肩幅を付加してそれほど頭が大きく見えないようになっています。
その結果、今日でも変わらずエレガントな男の一人として必ず名が挙がります。

日本では偶にこの法則を外れた物を選んでしまって、強調する結果になるケースをまま見受けます。
例えばある程度の年齢で頭が大きめの方が、肩幅のつまったスーツやジャケットを何となく流行りみたいだからいいかな、なんて購入してしまうと傍目には痛々しい感じに見えていたりします。オタマジャクシと呼ばれるケースも。

既製服の場合、肝心なのは客観的な現状の把握からという所でしょうか。

素晴らしい仕立て屋さんの場合、そうした補正効果を付与してマイナス面を隠すだけでなく、本人の本来的な良さを引き出しプラスの札に変えて見せてくれる所だとよく言われます。
そうは言っても、昔から「エレガントな人は、何も着ていなくてもエレガント」とも言われるくらいですから、過度の期待も失礼に違いありません。

また中には、言うとおり作ってくれなんて○趣味全開で具象化しようとする方もいるやに聞きます。こういう方には、第三者の冷静な経験知の入る余地はなさそうです。



濃淡三色使いの青と白のピン・チェック・シャツ。ウール・タイ、ポケット・スクェアはシルク。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Black , Brown & Beige + 初日の出

2010-01-03 | Jazz
  箱根駅伝山登りの彼は今年もすごかった。でも全部の学校じゃないのでしょうが、後ろから廃品回収ばりの音量で指図され続けるのは見ていてつらいですね。

高校の時二年間同級生だった秀治君が、山で遭難していたと聞いたのは二十代半ばくらいの頃でした。しばらく前に遭難していて見つからなかったのですが、暖かくなってようやく発見されたとのことです。

思い出に残る彼は、大人びて高校生なのに独特のスタイルのあるやつでした。アルバイトで稼いだお金で憧れのギターを手に入れ、幾度か友達とハーモニーを聴かせてくれました。

そのくせ一般的なアイドルにも入れ揚げていたり、クラスの○○ちゃんが好きだったり、成績に敏感だったりひょうきんだったり、きっと普通の高校生だったのかも知れません。

それから十年くらいたった頃、片づけ物をしていると古い年賀状の束が出てきて、時間も忘れてつい読んでいました。その中から遭難する直前に書いてくれた秀治君からの年賀状が出て来たのです。
初めて読むような不思議な感覚にとらわれました。その時点では、学生時代に親しむようになった登山を社会人になりたての今も続けているんだよ、ご来光を拝んでくるよ、というような何でもない文面でした。

普段一緒に遊んでいる友達に比べて、趣味が合ったり特別一緒に出かけたりという仲ではありませんでしたし、連絡をとりあったり卒業後に会ったかどうかも、今となっては思い出せません。ただ年末から元旦にかけては、記憶の中で妙に大人びた学生服の彼を思い出すばかりです。



今回はマヘリア・ジャクソン付きのデューク・エリントンだからか、しみじみした思い出話になりました。この盤はエリントンの中では少し変わっているかも知れません。



シャツはロイヤル・オックスフォード。タイ、ポケット・スクェア共にシルク。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Happy Holidays

2010-01-02 | Others
 以前は正月というと、十二月中の暴飲暴食がたたってグッタリしたまま行事に参加して、回復したか分からないうちに仕事始めというのがお決まりの流れでした。長年の学習が実ったわけでは全くないのですが、さすがにここ数年は常識的な範囲で収まっているのは慶賀の至りでございます。

ところが大晦日の夜から急に、俳人じゃなくて廃人のようにぐったりしてましたが、単なる風邪だったようで今日はすでに回復して、以前の具合悪くなって迎える正月を懐かしく思い出していたところです...........懐かしくないか。



画像の本は「Happy Holidays」というタイトルで、副題が「The Golden Age of Railway Posters」。1987年の出版で、20世紀前半の英国の観光地・保養地への憧憬を喚起するようなポスターが集められています。

前回のローレンス・フェロウズの仕事とちょうど重なる時代に描かれていますが、写真でも絵でも何とも言えない芳醇なものを生み出す空気があったようですね。



クリーム地のグラフ・チェック・シャツ、ウール・タイ。
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする